厚底シューズが禁止に!陸上トラック競技規制 使えるシューズは?計り方は?【随時更新なので最新情報確認必須】

トラック種目でもナイキのスパイクや厚底シューズと言われるナイキ・ヴェイパーフライなどで走る選手が増えていますが、そこに規制がはいりました。
来年のオリンピックにはまだ時間があるので心配はしていませんが、今までの、これからの記録にどう関わってくるのでしょう。
今年は靴問題がなにかと話題になるのもオリンピックの影響でしょうか。
発表されたルールの内容が、詳細が気になります。
使えるシューズ内容など随時更新していきます。
【追記 2020.9.8 田中希実選手シューズ・世界陸連使えるシューズ新リスト】
【追記 2020/10/2 JAAF日本陸連サイトシューズ規定改定に関するQ&A】
【追記 2020/12/23 アシックスシューズ追記】
【追記 2021/05/21 日本陸連からのお知らせ 適用除外措置について】

★シューズリスト記事 使えるシューズ一覧はこちらから★
陸上 厚底シューズ禁止 一覧!メーカー別リスト

 





日本陸連からシューズについてのお知らせ 2021年5月21日

日本陸連から適用除外措置についてのお知らせです。

詳細はリンク先から、選手の皆様、これから大会に出場するシューズを選ぶ方は注意してください。

適用除外措置について

フィールド競技シューズ規則(TR5.5)適用除外に関するQ&A

 

陸上トラック種目で靴規制 厚底シューズは?

陸上トラック競技で厚底禁止というニュースが入ってきました。

最近はトラック競技の記録会でもナイキのヴェイパーで走る選手が増えていました。

そのあたりは素人でも目についていたのですが、やはりシューズが記録を後押ししているということになるのでしょうか。

すべての選手がソールの厚いシューズを履いたら速く走れるかといえばそうではないのですが、公平性という見地から規則ができるのは仕方ないことです。

【▼2020/8/16ツイート▼】

 

世界陸連シューズ規定の告知

World Athleticsの該当ページ▼

Rule 5 reminder issued to meeting organisers and Member Federations as more athletes return to the track | PRESS-RELEASES | World Athletics
As more athletes around the world return to the track for National Championships, one-day meetings and other record-breaking attempts, World Athletics has issue...
World Athletics amends rules governing shoe technology and Olympic qualification system | PRESS-RELEASE | World Athletics
World Athletics today announces further revisions to its rules governing shoe technology, which are designed to give certainty to athletes preparing for the pos...

英語のサイトです……
英語は聞くのも話すのも読むのも苦手です。
しかし、知りたいので検索してみます(翻訳)




世界陸連シューズ規定(抜粋)を翻訳してみた!

英語が苦手なので、簡単そうなところだけを翻訳ソフトに手伝ってもらい解読しています。
もし間違っていたらすみません。

 

概要(注:個人的要約)

・2020年7月28日より該当
・このルールから外れたものは競技結果として有効にならない
・改正の目的は、東京オリンピックまで全ての会で最新のテクノロジーステータスを維持すること
・フィールド競技(三段跳びを除く) 20mm
すべての投擲競技、三段跳びを除く高跳び、幅跳びなどに適用
(ソールの中央はかかとより厚くなってはいけない)
・三段跳び 25mm
(ソールの中央はかかとより厚くなってはいけない)
・800m以下の競技 20mm
(ハードルを含む)
(リレーの場合、各選手が走っている距離が適用される)
・800m以上の競技 25mm
(リレーの場合、各選手が走っている距離が適用される)
(競歩の場合はロード競技と同じ)
・クロスカントリー 25mm
・ロード競技 40mm
(マラソン、競歩)

各規定サイズ以下であることが必要です。

競技によって細かく設定されたようです。
最近はナイキのスパイクを履く選手が増えていたのですが、靴底の厚みはどうなっているのでしょうか。
調べてみなくてはいけません。



厚底シューズの規制はいつからされるの?

告知されたのが2020年7月28日で、この日から規制が有効となります。

いきなりなんですね、即時適用。

競技会が少なくなっている時期とはいえ、全く開催されていないわけではないと思うので、事前告知が必要なのではないかと思うのですが。

予告してくれよって思うのは、日本的感覚なのかもしれません。

7月28日から12月1日までは移行期間と言っていたのは…

どうなったのでしょうか?

即時適用となると、地方で開催されていた大会の記録が認められない可能性もでてくるのでしょうか。

(日本陸連の発表まちなのですかね?)

なにか分かり次第追記します。

【2020/8/15追記】
日本陸連から「WA規則第143条(TR5:シューズ)のルール再改定について(通知)」が発表されました。

● 本改訂は、2020年7月28日から有効となる。
改訂前ルールによるシューズでの記録は、7月27日までの記録は認められる。
7月28日以降、厚底で出された記録は、WAワールドランキング、WA主催競技会参加標準記録及び世界記録(アジア記録も同様)の対象外。
● シューズ(スパイク、ランニングシューズ含む)の厚さが種目ごとに定義された(表は下記)。
走高跳は、これまで厚さ13mm/かかと厚さ19mmだったのが、靴底(ソール)全体20mm(かかと含む)、走幅跳が13mmだったのが20mmに変更(ただし前部が踵部より厚くなってはならない)。トラック種目(1月の改定ではスパイク限定で上限30mmだったのが、シューズという括りとなり)800m未満の種目は20mmに変更、800m以上の種目は 25mmに変更。ただしトラックで実施される競歩だけはロードのルールを適用(つまり40㎜の厚底シューズはトラックでは使用可能になる)。ロードは40mm、クロスカントリー25mm、マウンテンランニング・トレイルランニングは制限なし。
● トラック種目の靴底の厚さは即発効。現在、発売済みのシューズで厚さのルールに合致しない(つまり厚い)フィールド種目用シューズは2020年12月1日以降、使用不可となる。(11月30日までは医事的理由がある場合にのみ使用可能)
● カスタマイズについての細かい条件が削除され、WAに申請し、使用などが条件にあえば使用可能となる。
● 2020年1月31日以降に発売され、規則5.13に合致していると7月15日時点でWAが認めているものは、国際競技会で使用可能になる。「承認済シューズ」。1月31日より前に競技者が国際競技会で使用した実績があればこの手続きの対象外。
● 7月28日以降、「承認済シューズ」は製造メーカーと契約していない競技者に流通できること(誰もが入手できること)が担保できていること(流通数量・価格・流通方法等は今後決定⇒Athletic Shoe Availability Scheme)
● 7月28日以降、新作シューズを着用する場合は、WAに事前の承認を受け、メーカーからAthletic Shoe Availability Schemeに基づき流通されなければならない。

詳細が必要な方はリンク先を読んで下さい。
先にWA(世界陸連)のサイトで読んでいたとおりですが、この数週間の大会記録が微妙なのは変わりありませんでした。

今後はトラックではスパイクが元のように主流になっていくでしょう。
すでに履き替えている選手も多くいますが、知らない人がいないように周知していくことも大切だと思います。

▼【2020/8/18追記】▼
WA規則第143条(TR5:シューズ)のルール再改訂における日本国内での適用について(通知)

https://twitter.com/jaaf_official/status/1295675295362555904

【2020/10/2追記】

JAAF日本陸連サイトにQ&Aができました。

シューズ規程改定に関するQ&A

詳しく網羅されていますので、ぜひ読んでみて下さい。

 




ホクレンでたくさんの記録がでたけど大丈夫?!

誰かが言ってくれないと不安になってしまうので、こんなツイートが心を落ち着かせてくれます。

よかったよーホクレン、予定通り開催されて!

 

404 NOT FOUND | マラソンデイズ
マラソン、駅伝、ランナーのこと




マラソン厚底シューズ問題もありました

この年始2020年1月31日にもワールドアスレチックスは新しいルールを発表して騒然となりました。

・靴底は4センチ以下
・埋め込むプレートは1枚まで
・疑わしい場合はシューズを検査できる
・2020年4月30日以降に使用する場合は4ヶ月前から市販されていること

これを受けて、非公認記録ながら2時間を切ったキプチョゲ選手が履いていたナイキのシューズは規制されるため、市販はされませんでした。
ナイキ以外にも厚底と言われるシューズを開発していたメーカーもありました。

いつも突然ですが、選手は困りますよね。
ですが、このときに「いつかはスパイクシューズにも規制が入るのでは」と言われていたので、専門家は予測済みだったかもしれません。

▼エリウド・キプチョゲ選手について▼

キプチョゲの身長は?食事は?好きな食べ物はあんぱん?2022再び世界記録更新!将来はウルトラマラソンに挑戦?男子のマラソン世界記録保持者!非公認の2時間切りとは?東京マラソンに出場
男子マラソン2022年現在の世界記録保持者は、ケニアのエリウド・キプチョゲ選手です。 2018年にベルリンマラソンでフルマラソン公認世界記録を出しています。 2022年9月25日、ベルリンマラソンで自身の記録を更新し、新たな世界記録を出...

 




シューズ規制について今後の懸念などは?

シューズの規制があるということは、その規定をクリアした市販品でなくてはならないということでしょうか。
個人的にシューズを作成してもらうことなどが不可となるのでしょうか?

桐生祥秀選手はピンなしスパイク(軽量化のため?)を使用するそうですが、そのあたりはどうなのでしょう。
(調べます!)

▶調べました! https://www.jaaf.or.jp/news/article/13959/

● カスタマイズについての細かい条件が削除され、WAに申請し、使用などが条件にあえば使用可能となる。

 

東京オリンピックが一年延期になったことで、良かったのかそうでなかったのか。
選手によって分かれるところでもありますが、選手はすべての条件にあわせて調整してくるので、急な変更は記録にもコンディションにも関わってきます。
トラックとロードを行き来する選手が一つのシューズで足を慣らすほうが楽な場合もあると思うのですが今後は別にしなくてはならないので、調整が必要ですね。

シューズが規格外だったから、記録として認められない、なんてことにならないことを願うしかないです。

このルールにより各シューズメーカーはまた新商品を開発するでしょう。
スパイクも底が厚くなる傾向があるのでカーボンなど反発素材入の底がぎりぎりまで厚いシューズが作られる可能性は大きいです。

今後もこの件については気にしていきたいところです。

 




田中希実 1500m日本新記録を出した日のシューズ問題

2020年8月23日、新しい国立競技場で行われたセイコーゴールデングランプリ2020で田中希実選手(豊田自動織機TC)が日本新記録を出しました。

4分5秒27は14年ぶりの更新です。

実は決勝前のチェックで田中希実選手のシューズが使えないということになったそうです。

代わりのシューズをお父さんが取りに戻ったということでした。

ホクレンからずっと履いていたスパイクが履けないというアクシデントがありましたが、事前にきちんとチェックがあり記録など問題なく走れてよかったです。

これから考えると、シューズのせいで速くなるとかではないですよね。

(それをいったらダメっていわれてしまいますね)

 

Instagram

【2020.9.8追記】
田中希実選手がセイコーゴールデングランプリ1500m前に使用不可と言われたニューバランス「FuelCell 5280」が最新の世界陸連リストで800m以上のトラック種目で使用可能と記載されています。

▼2020.9.3発表
世界陸連使えるシューズリスト▶PDFダウンロード

 




世界陸連 World Athleticsから使えるシューズの一覧がでました

使える、使えないが一覧表になっていて、わかりやすいです。

こちらからPDFをダウンロード

https://www.worldathletics.org/download/download?filename=48be5db6-2597-4287-81c9-010a0e55d45c.pdf&urlslug=World%20Athletics%20Shoe%20Compliance%20List%20(as%20at%2012%20August%202020

【2020.9.8追記】
▼2020.9.3発表
世界陸連使えるシューズリスト▶PDFダウンロード

 

▼日本陸連「WA規則第143条(TR5:シューズ)のルール再改定について(通知)」

WA規則TR5:シューズのルール再改定について(通知):日本陸上競技連盟公式サイト - Japan Association of Athletics Federations
ワールドアスレティックス(以下「WA」という。)は、WA規則第143条(テクニカルルール第5条=TR…

 

WAからの補足説明 【添付資料1:PDF
WAの報道発表 【添付資料2:PDF
WAが承認したシューズのリスト(2021年3月19日現在) 【添付資料3:PDF

★シューズリスト記事 使えるシューズ一覧はこちらから★
陸上 厚底シューズ禁止 一覧!メーカー別リスト

みんな知りたかった、シューズの底厚の図り方

WAが示す靴底の測り方の一例(写真) 【添付資料4:PDF




使えるスパイクシューズをメーカーが紹介しています

スポーツ総合メーカーMIZUNOが使えるシューズを公開。

(他の競技でもそうですが、MIZUNOさんはこういうユーザー向けの情報が早くて細かいです)

【陸上競技シューズ】ソールの厚さに関してのご連絡|陸上競技|ミズノ公式オンライン
ミズノ陸上公式サイト:【陸上競技シューズ】ソールの厚さに関しての重要なご連絡

DESCENTE 使えるシューズ一覧

もともと薄めだったことが、今回有利なのでは??

陸上競技シューズのルール改定について

asics アシックスの使えるシューズ

ピン付きスパイクは全て使えます

お客様への重要なお知らせ
お客様への重要なお知らせ

 

【2020/12/23 追記】

アシックスプロトタイプモデルが公認されているそうです。

シューズショップStepが各メーカーシューズを独自に計測

参考にどうぞ

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★シューズリスト記事 使えるシューズ一覧はこちらから★
陸上 厚底シューズ禁止 一覧!メーカー別リスト

 

中敷きを含むということなので、なかなか厳しいですね。

今後もこの件については継続して見ていくつもりです。




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