競歩のルールをわかりやすく。時速はどのくらい?世界でメダルに一番近いのは競歩!

競歩って変な歩き方をする競技だと思っている人が多いようですがルールを知れば面白い競技です。
夏季オリンピックで一番メダルに近いのは競歩ではないかと思っているくらい、現在の日本陸上界で盛んな競技です。
他の競技に先駆けて東京オリンピック代表が内定しています。
走るような速さで歩く競歩の時速はどれくらいなのでしょうか。
そんな競歩のことを知って、オリンピックで楽しんでみませんか?
知っているときっと面白い競歩について紹介します。

★オリンピック競歩についてはこちらから★
⇒競歩 東京オリンピック代表内定は?20km、50kmともメダルが射程圏内!

競歩のルール 基本的なこと

競歩のルールをみていきましょう。

もしよくわからなくてもテレビ中継などでは、その都度ルールを細かく解説してくれるので大丈夫です。

大きく2つのルールがありますが、どちらも走ってはいけないということのルールです。

ロスト・オブ・コンタクト:両方の足が地面から離れること。

両方の足が地面から離れたら走っているとみなされてしまいます。
反則があるとイエローパドルと呼ばれる、卓球のラケットのようなものを審判に表示されます。
パドルには、「W」のようなマークが入っています。

ベント・ニー:着地した足が地面と垂直になる前に膝が曲がること。

これも走っているとみなされるので、毎回足をつくごとに膝を伸ばします。
この足の形を保ち続けるのが、とても大変。
イエローパドルには「く」のような膝が曲がった形のマークが入っています。

競歩のルール イエローパドルは何回まで大丈夫?

実はイエローパドルは何回受けても大丈夫ですが、何度も受けて改善しなければレッドカード

また違う審判から3回レッドカードで失格又はペナルティゾーンが設定されている場合はそこに規定時間入ります。

(レース距離10kmにつき1分待機する。50kmなら5分、20kmなら2分など。この場合、つぎのレッドカードで失格となります)

6人〜9人の審判が歩型をチェックするのですが、かなり厳しく見ています。

警告の表示がアナログですが、ここの表示以外にアナウンスなどで発表されることはありません。

発表すると他の選手に警告があったことがわかってしまうからです。

競技者に他の選手情報がリアルタイムで伝わらないことも、競歩をおもしろくしています。

作戦というか心理戦というか、駆け引きも体力も必要になります。

不思議な競技と思うかもしれませんが、実際見て知ることで競技のツボがわかるのでぜひ見てほしいと思います。

競歩 フォームが美しい日本人選手

各種反則があるので、出場しても最後まで完歩できない人(失格)が出てくる可能性があり、速いだけではなく正しいフォームで歩かなければ意味がないのです。

日本人はきれいなフォームをしていると言われ、中でも鈴木雄介選手は「世界一美しいフォーム」と言われています。

これもオリンピックの見どころですね。要チェックです。

【※残念ながら鈴木雄介選手は体調により東京オリンピック出場内定を辞退されました】

競歩で長距離の場合、トイレに行きたくならないの?

競歩のレースにはトイレが設置されています。

ですが、時間が勝負の競技なので選手はできるだけ行きたくないものなので、緊急でない場合は行かないようです。

緊急にもいろいろあって、気分が悪くなってトイレで吐くとかお腹が痛くなって……ということも。

でもその後、すっきりして体調が良くなりペースアップもあるとのことです。

中継やテレビ放送でどういうタイミングの映像があるかわからないので、こういった細かい出来事は現地で見て体験したいですね。

競歩は時速どのくらい?マラソンで言うとサブスリー?

普通の大人が歩くと、だいたい時速4kmと言われています。

競歩の場合、平均時速12km〜15kmと言われています。

自転車くらいですね? ジョギングより早くてびっくり。

速歩きは意外に疲れるので、走る力を抑えて歩き続ける競歩がものすごい体力を使うのも頷けます。

そして、最も瞬発力を発揮した時、最高速度が時速18kmになることもあるとか!

(最高で1km3分10秒くらいというのを先日の輪島競歩で知りました!!もう走ってる速さ!)

 

1km3分10秒は最速としても、1kmを4分くらいで歩いてるとしたら

マラソンに換算するとサブスリーに相当する速さですね!

(サブスリーは42,195kmを3時間以内で走ること)

もはや素人が走るより、競歩で歩くほうが早いということです。

ああ、このスピード感をテレビなどの中継で伝えることができるのだろうか?

嵐のメンバーが走ってリレーするのに勝った、新潟アルビレックス小林快選手!!

競歩のシューズは?

競歩のシューズは選手それぞれ好みがあったり、距離によって履き替えたりするようで決まってはいないようです。

競技に使えるシューズ認定も競歩は厚底もOKです。

が、足を浮かせるのが最低限?な競歩、足裏が地面に接地するように歩くので設置の感覚を重視して、あまり厚みのあるものは好まれないようです。

厚くなく薄くなく、底が丈夫なものが条件だといえます。

よく履かれているシューズは

MIZUNO ミズノ▶ウエーブクルーズ・ウエーブエンペラージャパン・ウエーブスペーサー 

asics アシックス▶ソーティジャパン・ソーティマジック・ターサーエッジ、ターサージール、ターサージャパン

adidas アディダス▶タクミ セン

でしょうか。

しかしトップ選手はシューズをオーダーで作っています。

上記のシューズを足に合わせてカスタムするなどです。

 

過去、一流選手はみなオーダーシューズを履いていましたが、ナイキシューズの汎用性で走る競技はナイキが強くなっています。

最近はasicsやMIZUNOも負けてはいませんね。

そして時々耳にするデカトロンというフランスのシューズも。

競歩のルールを知ったら競技を応援しましょう

テレビ放送などが少なく、触れる機会が少ないですが、何か機会があったらぜひ観戦してくみてください。

私もまだルールや選手について勉強中なので、これからもいろいろ書いていこうと思います。

東京オリンピックではマラソンと同じ会場(札幌)で行われる競歩に注目してみて下さい。

 

★オリンピック競歩についてはこちらから★
⇒競歩 東京オリンピック代表内定は?20km、50kmともメダルが射程圏内!

 

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