松宮隆行 引退?いえ、引退はされていませんし、まだそんな話はなさそうです。
などと書いていたのに2021年3月3日引退を発表されました。
松宮隆行選手といえば!?
そこで出てくる答えがすごくたくさんある人です。
日本記録保持者、世界記録保持者、トラックレース、駅伝……
New→日本人初、40歳代で5000m13分台を出すという、衰え知らず。
年齢的には引退の話も聞くことがありますが、まだまだ現役、成績もすばらしい。
毎年、活躍を楽しみにしている人もたくさんいると思います。
兄弟(双子の弟さん)、松宮祐行選手も現役ですので、そのあたりも含めてすごいところを紹介します。
- 松宮隆行 引退。実業団ハーフ2021がラストラン
- 松宮隆行 愛知製鋼の6区でニューイヤー駅伝出場、駅伝ラストラン
- 松宮隆行 愛知製鋼 ニューイヤー駅伝予選会2021
- 松宮隆行 愛知製鋼 40歳7ヶ月での5000m13分台は日本人初!!
- 松宮隆行 愛知製鋼 日本記録と世界記録とは?
- 松宮隆行 ホクレン千歳5000mの記録がすごい
- 松宮隆行 愛知製鋼 高校は?年齢は?
- 松宮隆行 愛知製鋼 兄弟は? 弟?
- 松宮隆行とコニカミノルタとニューイヤー駅伝の歴史
- 松宮隆行の靴 北京オリンピック5000m予選「靴が脱げても脱げなくても…」
- 松宮隆行 愛知製鋼 引退?してません(2021.3.3引退発表)
- 松宮隆行 ここがすごい まとめ
松宮隆行 引退。実業団ハーフ2021がラストラン
ニューイヤー駅伝は駅伝ラストランと言っていたので、なんとなく予想はしていましたが。
とうとう引退してコーチに専念するそうです。
今までたくさん松宮隆行選手のすごいところを書いてきましたが、これからは指導者として磨きをかける姿を追いたいと思います。
第49回実業団ハーフマラソン 松宮隆行 1:04:18 (116位)
素晴らしい記録での引退ですね。
まだまだ走ってほしい気持ちでいっぱいですが、とりあえずお疲れさまでした。
2/14 第49回全日本実業団ハーフマラソン
113位 林田洋翔選手(三菱重工)
1:04:10
114位 志水佑守選手(トヨタ自動車九州)
1:04:16
115位 甲斐翔太選手(西鉄)
1:04:17
116位 松宮隆行選手(愛知製鋼)
1:04:18 pic.twitter.com/5Hio5H9m5V— manamin (@kinokonoko0916) February 16, 2021
足元はなんと!
Nikeアルファフライ!!
ラストランにこのシューズとは!!
松宮隆行 愛知製鋼の6区でニューイヤー駅伝出場、駅伝ラストラン
2021年1月1日 ニューイヤー駅伝 6区出走
40歳の今年で駅伝は最後だそうです。
通算20下位の出場はすごい記録です、おつかれさまでした。
競技はやめられないと思うので、これからもプレイングコーチとして元気な姿を見せてくださいね。
大ベテラン。ラストラン。
カッコいい…#ニューイヤー駅伝 #松宮隆行#愛知製鋼 pic.twitter.com/WHX8LzM7S5— YU (@KotaAteTeteKon) January 1, 2021
【#ニューイヤー駅伝 裏(表)舞台①】
駅伝🎽ラストラン #松宮隆行 選手(愛知製鋼)
コニカミノルタ時代から20回目のニューイヤー駅伝🏃♂️
区間賞を5回獲得✨
駅伝 最後の走りを実況付きでどーぞ🎥 pic.twitter.com/3Cigvtlbek— TBS 陸上 (@athleteboo) January 13, 2021
松宮隆行 愛知製鋼 ニューイヤー駅伝予選会2021
松宮隆行選手 ニューイヤー駅伝予選会2021 6区6位
5位でたすきを受けた松宮隆行選手、5位キープ。
愛知製鋼は5位でニューイヤー駅伝への出場を決めました。
松宮隆行選手、2020年はニューイヤー駅伝へのエントリーがありませんでしたが、それまで19年連続出場をしていました。
2021年の復活を待ちたいと思います。
40歳、ニューイヤー駅伝出場は過去にあったのでしょうか。
(調べます)
★松宮隆行選手が出場する可能性が高い、2021ニューイヤー駅伝情報はこちらから★
松宮隆行 愛知製鋼 40歳7ヶ月での5000m13分台は日本人初!!
第3回中京大学土曜競技会 2020年9月26日
中京大学土曜競技会5000m3組 13分40秒26!!
40歳7ヶ月での13分台!
日本人初の快挙です。
進化し続ける松宮隆行選手、すばらしいです。
中京大学土曜競技会5000m3組
羽生拓矢(トヨタ紡織)選手 13:40.26 !
松宮隆行(愛知製鋼)選手が40歳7ヶ月での13分台! pic.twitter.com/EPNAdOei6D
— taku (@runtaku15) September 26, 2020
松宮隆行 愛知製鋼 日本記録と世界記録とは?
30キロロードレース世界最高記録と5000m日本記録
2005年 熊日30キロロードレース優勝 1時間28分00秒(世界最高記録)当時
2007年 ベルギーナイトオブアスレチックス5000m 5位 3分13秒20(日本記録)当時
他にも2006年(第90回)から2008年(第92回)日本陸上競技選手権大会
5000mと10000mを3年連続2種目制覇
(5000mと10000m両方を連続というのは、やはりすごい。距離の感覚が違うので、得意不得意があると言われています)
敵なしの状態です。
トラック競技もロードレースも両方得意なんですね。
駒沢大学からコニカミノルタに入った宇賀地強コニカミノルタコーチは、強い松宮隆行選手がいるから自分も強くなりたいと進路を決めたそうです。
選手が強いと思う選手だからこそ長い間、第一線で現役も可能なのでしょう。
まだまだ陸上人生が続きそうです。
松宮隆行 ホクレン千歳5000mの記録がすごい
記録しか出ない!
と言われた、先日(2020.7.18)のホクレンディスタンスチャレンジ千歳大会で、松宮隆行選手も密かにすごい記録で走っていました。
ホクレンDC最終戦もいろいろな記録が出ていますが、個人的に一番ビビったのは松宮隆行さん(40歳)の5000m14分05秒です。
— かん (Can) (@YasK0723) July 18, 2020
松宮隆行選手は、今年(2020年)40歳なんです。
今回のホクレンは感染症予防のため人数制限があり、持ちタイムの都合で出たくても出られない選手がたくさんいたはずです。
そして高校生、大学生、また30代前半の選手と対等に走られている。
年齢の話をするのはあまり好みませんが、可能性を追求し続けることで、年齢を越える結果も出せるのだとわかります。
日本歴代3位の記録を持っている 5000m
日本歴代順位の中に、松宮隆行選手も名を連ねています。
これは2007年に出された記録で、当時の日本記録です。
2020年の時点で歴代3位。
1.大迫傑(Nike)13:08.40
2.鎧坂哲哉(旭化成)13:12.63
3.松宮隆行(コニカミノルタ)13:13.20
4.高岡寿成(鐘紡)13:13.40
5.佐藤悠基(日清食品)13:13.60
6.三津谷祐(トヨタ九州)13:18.32
7.遠藤日向(住友電工)13:18.99 New!— taku (@runtaku15) July 18, 2020
ホクレンにはほとんど出場しているので、毎年の活躍が楽しみです。
日本記録? マスターズ40の記録は?
好記録に沸いたホクレン 千歳
誰も触れてないが松宮選手の記録がマースターズ40の日本記録相当だったということを付け加えておこう🤩
(M40日本記録は利根川裕雄さんの14.15.34)#松宮隆行#トラックの鉄人 pic.twitter.com/YQVRVKNijY— zawaちゃんねる (@30Zawa) July 18, 2020
国内同世代には敵なしということで良いでしょうか?
コンスタントに記録会に出場し、記録を残すというのも選手としての仕事ですが、その記録がすごい。
松宮隆行プレイングコーチ、来年もまた好記録を期待しています。
松宮隆行 愛知製鋼 高校は?年齢は?
松宮隆行(まつみやたかゆき)
・秋田県鹿角市出身
・1980年2月21日生まれ(2020年時点で40歳)
・秋田県立花輪高等学校卒業
→コニカ入社(のちにコニカミノルタ)→愛知製鋼陸上部プレイングコーチ
松宮隆行 愛知製鋼 兄弟は? 弟?
松宮隆行と松宮祐行は双子の兄弟
・兄弟は双子の弟 松宮祐行(まつみやゆうこう)選手
秋田県立花輪高等学校卒業
→コニカ入社(のちにコニカミノルタ)→日立物流陸上部→セキノ興産陸上部プレイングコーチ
20150301びわ湖毎日マラソン
松宮祐行選手(日立物流)
松宮隆行選手(コニカミノルタ) pic.twitter.com/4G9ALZ9PHw— おーすぎ (@natadecoco185) March 4, 2015
松宮隆行選手と松宮祐行選手は双子の兄弟です。
高校卒業後、揃ってコニカに入社。
ニューイヤー駅伝に二人揃って出場したのは3年めの2001年1月で、コニカは初優勝しています。
弟の松宮祐行選手が2013年日立物流へ移籍するまで、同じチームで切磋琢磨しました。
現在まで兄弟そろって、現役選手生活を続けています。
同じ学校、同じ進路ということなのできっととても仲がいいのでしょう。
一緒にオリンピックを目指していたこともあるそうです。
他にもトップクラスに双子ランナーがたくさんいますね。
★陸上界で活躍する双子ランナー★
松宮隆行とコニカミノルタとニューイヤー駅伝の歴史
コニカ(現コニカミノルタ)ニューイヤー駅伝初優勝メンバー
松宮隆行選手は、コニカミノルタ(当時はコニカ)初優勝の時のメンバーでした。
OB座談会をホームページでみることができます。
【50周年特設サイト 座談会より】
松宮隆行さん(1998年入部、現愛知製鋼プレイングコーチ)
NY駅伝初優勝
「自分は全然有名な選手じゃなかったし、日本一になったことがなかったので、すごく嬉しかったのを覚えてます。」全文はこちら↓https://t.co/MOGG8txJCL pic.twitter.com/0JLxvraJKL
— コニカミノルタ スポーツ (@konicaminoltast) July 27, 2020
スーツ姿も素敵ですね。
他の優勝メンバーも錚々たるメンバーです。
佐藤敏信トヨタ自動車監督
迎忠一JR東日本コーチ
磯松大輔コニカミノルタ監督
松宮祐行セキノ興産プレイングコーチ(弟)
酒井俊幸東洋大学監督
大島唯司JR東日本監督
坪田智夫法政大学駅伝監督
そして松宮隆行愛知製鋼プレイングコーチ
いずれ松宮監督となる日が来るかもしれませんね。
松宮隆行 ニューイヤー駅伝19年連続出場 区間賞も
松宮隆行 ニューイヤー駅伝 21世紀皆勤
01 2区 2位 コニカ
02 2区 1位
03 2区 2位
04 3区 6位 コニカミノルタ
05 2区 2位
06 2区 1位
07 1区 4位
08 2区 1位
09 1区 2位
10 6区 1位
11 3区 4位
12 4区 2位
13 7区 1位
14 1区 15位
15 6区 7位
16 5区 6位 愛知製鋼
17 5区 9位
18 6区 6位
19 6区 25位 pic.twitter.com/rRp6nJCYpe— 中陸ファン (@churiku_fan) January 1, 2019
松宮隆行選手はコニカ時代からコニカミノルタ、愛知製鋼で19年連続ニューイヤー駅伝に出場しています。
残念ながら2020はエントリーされませんでした。
20年連続ならず、残念ですが十分素晴らしい記録です。
ニューイヤー駅伝成績
年 所属 区間 区間順位 記録 総合順位 1999年 コニカミノルタ
(コニカ)出走なし 総合21位 2000年 出走なし 総合4位 2001年 2区 区間2位 1時間02分14秒 優勝 2002年 2区 区間賞 1時間02分45秒 優勝 2003年 2区 区間2位 1時間03分25秒 優勝 2004年 3区 区間6位 32分48秒 準優勝 2005年 2区 区間2位 1時間02分49秒 優勝 2006年 2区 区間賞 1時間02分18秒 優勝 2007年 1区 区間4位 34分51秒 総合4位 2008年 2区 区間賞 1時間02分28秒 優勝 2009年 1区 区間2位 35分41秒 総合4位 2010年 6区 区間賞 34分23秒 準優勝 2011年 3区 区間4位 38分48秒 総合9位 2012年 4区 区間2位 1時間03分25秒 準優勝 2013年 7区 区間賞 46分46秒 優勝 2014年 1区 区間15位 35分42秒 優勝 2015年 6区 区間7位 38分20秒 準優勝 2016年 愛知製鋼 5区 区間6位 48分18秒 総合13位 2017年 5区 区間9位 48分01秒 総合13位 2018年 6区 区間6位 36分49秒 総合13位 2019年 6区 区間25位 37分31秒 総合19位 2020年 出走なし 総合29位
コニカミノルタの優勝の歴史は、松宮隆行選手の歴史と重なりますね。
連続出場の間に二桁順位は2回だけ。
区間賞をとった年はすべて優勝しています。
駅伝男なんですねぇ。お正月に松宮隆行選手の名前を聞くことができないのは寂しいです。
2021年はどうなのでしょうか。
プレイングコーチをされているので、調子が良ければ出場もあるかもしれません。
松宮隆行の靴 北京オリンピック5000m予選「靴が脱げても脱げなくても…」
北京オリンピック代表に選ばれ5000m予選に出場したときにアクシデントが起こりました。
後ろの選手にスパイクのかかとを踏まれ脱げかけてしまい、履き直す時間はないのでそのまま脱いで走り続けます。
残り2000m近くを片足裸足で走る、不安定で足も痛そうですよね。
結果は残念ながら予選敗退でした。
その後、
「靴が脱げても脱げなくても関係なかったと思う。次の機会を目指す」
と、前向きな言葉を残しました。
世界で戦うということは、体調もタイミングも運もすべてが揃って結果がでるのでしょう。
今後も経験を糧に挑戦する言葉に感動しました。
松宮隆行 愛知製鋼 引退?してません(2021.3.3引退発表)
コニカミノルタを退社されたことで引退と間違われたのでしょうか?
世間では退社=引退と思う人もいたのかもしれませんね。
コニカミノルタ→愛知製鋼 現在は選手とコーチ兼任(プレイングコーチ)されています。
松宮隆行 ここがすごい まとめ
・40歳現役、そして記録も同世代トップクラス
・元世界記録保持者
・元日本記録保持者
・トラックレースもロードもいける
・ニューイヤー駅伝優勝メンバー
・ニューイヤー駅伝19年連続出場
・元オリンピック代表選手
すごいですよね!!
書いていて本当にすごいと思いました。
松宮隆行選手は、現在はものすごく注目をされる選手ではないかもしれません。
でもつい、探してしまう、そして見つけると安心する。
大きな大会にはいつも出ていて「やっぱりすごい」と思わせてくれる選手です。
これからも走る姿を見ることができますように。
選手とコーチ、どちらも応援しています。
小柄(164〜165センチ?)なのに走っていると大きく見えます。
一番右側です。
引退を発表されたので、歴史を残しておきます
2005年 25歳 30km世界最高(1.28.00)熊日30キロロードレース
2006年 26歳 日本選手権長距離2冠(5000、10000m)
2007年 27歳 日本選手権長距離2冠(5000、10000m)
27歳 5000m日本新(13.13.20)
27歳 世界陸上代表 5000m
2008年 28歳 日本選手権長距離2冠(5000、10000m)
28歳 10000m日本歴代4位(27.41.75)
28歳 北京オリンピック代表 5000m
2020年 40歳 5000m日本人初13分台
長い間お疲れさまでした。
走る姿を見られなくなるのは残念ですが、この偉業は忘れません!!
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