青木涼真 ホンダ|ミズノシューズでニューイヤー駅伝11人抜き達成!東京オリンピック出場3000m障害!

3000m障害でオリンピック出場内定!
ニューイヤー駅伝、そして法政大学時代の箱根駅伝で、ごぼう抜きを見せ山の神なるか?と話題になった、青木涼真(あおきりょうま)選手(ホンダ所属)についてお伝えします。

青木涼真選手は法政大学の中では珍しい、理系出身の駅伝ランナーとしてよく取り上げられています。
なぜ、理系のランナーは珍しいのでしょうか?
法政大学はスポーツ推薦での入学制度を導入しており、スポーツで活躍する選手の大半は、文系のスポーツ推薦で入学します。

しかし青木涼真選手は、理工学部の一般入試を通過しての入学で、異例として騒がれているのです。
理工学部から陸上部の練習場所までは1時間半もかかり、客観的に見ても陸上をメインとした入学ではありませんよね。

実は青木涼真選手は大学院に進学し、科学関係の研究者になることが夢だったそうです。
そんな青木涼真選手がなぜ陸上選手になったのかを箱根駅伝、ニューイヤー駅伝を振り返りつつ紹介していきます!

「青木涼真選手って誰?」
という方にも、進路や自己ベストタイム、使用シューズの紹介等、わかりやすく説明していくのでぜひ最後までご覧下さい!

 

青木涼真 ホンダ オリンピック前のホクレンディスタンスチャレンジ 1500mで自己ベスト

青木涼真選手 2021年7月10日 ホクレンディスタンスチャレンジ

1500mで自己ベスト!

800mあたりからペースメーカーの前にでて先頭で引っ張る走りは、1500mの選手の中では大健闘です。

「青木が強かった」と言われるよう頑張りたいとインタビューで言っていました!

\ホクレン網走動画あり2時間9分あたりから1500mA男子/
ホクレンディスタンスチャレンジ2021についてはこちらから

青木涼真 ホンダ オリンピック出場内定!3000mSC

青木涼真選手が決めました!

日本選手権2021で3000mSC3位、8:20.70で標準記録も突破し東京オリンピック内定です。

本命三浦龍司選手、ベテラン山口浩勢選手に続きました。

青木涼真選手もポーカーフェイスなんですよね。

同期で仲の良い伊藤達彦選手も喜びの声を上げていました!!

 

パリオリンピックを目指していたという控えめな青木涼真選手ですが、爪痕を残してほしいです!

東京オリンピック3000m障害についてはこちらから

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青木涼真 ホンダ 狙うのは優勝!ニューイヤー駅伝で見せた激走!

2021年度、ニューイヤー駅伝。
実業団「honda」は、新たに伊藤達彦土方英和(ひじかたひでかず)、青木涼真の3名を獲得し、優勝候補に名乗りを上げます。

今回紹介する、青木涼真選手は第5区を任されました。
ニューイヤー駅伝5区は、15.8kmのゆるやかな上り坂を登っていくコース。
高低差が66mあり強い向かい風が吹くことから、逆転の5区、試練の5区と言われています。

マラソンよりも過酷だとも言われる第5区、青木涼真選手はどんな活躍を見せてくれたのでしょうか?
それではレースを見ていきましょう。

 

青木涼真 ホンダ ニューイヤー駅伝5区 2021

タスキを受け取り、16位からのスタートとなった青木涼真選手。
このままHondaは下位に沈むかと予想される中、素晴らしい快走を見せ、5km地点付近で8位まで順位をあげます。
そのままハイペースを維持し続け、11km地点で、5位集団に追いつき7位に位置付けます。
さらに残り3km地点からラストスパートをかけ、単独5位としてタスキを繋ぐことに成功します。
青木涼真選手は、タスキを受け取ってからなんと11人抜き!

下位争いから一気に抜け出し、優勝争いができる位置まで追い上げたのです。

 

青木涼真とホンダ、結果は?

しかし、その後のhondaは順位を上げることが出来ず、総合5位でゴールします。

青木涼真選手の5区のタイムは、46分24秒で2位。
5区1位は、46分23秒の服部勇馬選手となります。
区間賞を1秒差で逃した青木涼真選手でしたが、見事な走りだったと言えるでしょう!
というより、11人抜きを達成したのに区間賞を取れないレベルの高さに驚きです。
来年のニューイヤー駅伝では、是非区間賞をとって欲しいですね!

青木涼真、法政大学64年ぶりの快挙!箱根駅伝山の神誕生か?!

青木涼真、大学2年生で山の神へ!?

青木涼真選手は法政大学に進学し、1年生の頃から即戦力として箱根駅伝に出場することになります。

1年生時は9区を任され1時間7分20秒で9位という、まずますな成績でデビュー。
しかし2年生時に5区を任せられると、一躍有名人となります。

箱根駅伝5区は「山登り区間」として有名なコースで、標高差はなんと864m!
箱根駅伝の中でも最も特異なコースで、この区間を担当する選手はスペシャリストを用意する必要があるので毎年同じ選手が担当することになり、話題に上がりやすいのです。
また5区は、スペシャリストがいるかいないかで差がつきやすく、標高差も激しいことから痙攣、脱水症状でリタイヤする選手が続出し、第93回箱根駅伝(2017年)から20.8kmと、コースが約3kmほど短く変更される事態となりました。

第94回箱根駅伝5区 区間変更

コースの変更に伴い区間記録も新しいものとなり、当時の区間最速記録は1時間12分46秒とあまり速いタイムではなかったので、第94回箱根駅伝では新しい区間記録が生まれることへの期待が大きいレースとなります。

そんな期待の中、5区を任された青木涼真選手はタスキを受け取り、スタートします。
タスキを受け取ったときの順位は14位。
このときの青木涼真選手は、「とりあえずシード権が獲得できる10位を目指そう。」
といった心境だったそうです。

 

とにかく無心で前を目指す、といった走りで10km付近を通過する頃には、目標だった10位に。
勢いついた青木涼真選手はその後もスピードを緩めずに進み続け、ゴールする頃には一気に5位まで順位を押し上げ、9人抜きを達成しました。
この時のタイムは、1時間11分44秒。
前回の大会記録を1分近く塗り替え、区間記録保持者になると同時に、新しい山の神誕生か?!と世間から注目を集めます。
また、法政大学の5区区間賞達成は64年ぶりで、多くの人が青木涼真の名を知ることになりました。

青木涼真、その後の大学箱根駅伝は?

3年生時の第95回箱根駅伝は、区間記録保持者として挑むことになった青木涼真選手。
前回の箱根駅伝同様素晴らしい走りを見せ、7人抜き、タイムを15秒縮めるという堂々たる結果でした。
しかし、西田壮志選手、浦野雄平選手らの走りには勝てず、区間3位となりました。
4年生時の箱根駅伝も、ハイレベルなレースとなり、自己記録を更新しますが、区間4位という結果で大学駅伝を終わることとなります。

本来、青木涼真選手は実業団に入る予定はなく、3、4年生時に箱根駅伝に出られたらいいなと思っていたそうです。
実業団に入ると決めたのは、2年生時の5区区間賞になった瞬間で、「陸上で勝負できるかも」と実感できたからこそ、いまの青木涼真選手があるのです。

箱根駅伝の5区の距離変更後の初代区間記録は、青木涼真選手です。
その後続々と好タイムを記録する選手が現れ、世代交代することになりましたが、実業団に入り陸上で生きていこうと決断するには、十分な成績だったのではないでしょうか!

 

青木涼真、異例の進路?!春日部高校から法政大学を選択した理由とは?

青木涼真選手は、春日部高校から法政大学の環境応用科学科に進学し、異例の理系ランナーとして話題になりました。

ただ理系というだけで異例なのでしょうか?

まずは青木涼真選手の通っていた春日部高校から見ていきましょう。
春日部高校は、埼玉県の公立高校で、偏差値は72となっています。
春日部高校からの主な進学先は、東大数名、残りが国立大学と早慶大学といったようにトップクラスの進学校となっています。

しかし青木涼真選手が選んだ大学は、法政大学の理系学部。
陸上で箱根駅伝に出るために進学先を決めたのならば、理系ではなく文系を選択するはずです。
また、法政学部の理系学部から陸上部の練習場所まで1時間30分も移動に時間がかかるので、青木涼真選手は陸上に専念するために進学したわけではないと言えます。

 

以上のことから、夢である科学者になるために、法政大学理工学部進学を決めたのだと予想されます。
そんな中結果を出した青木涼真選手は、まさに異例の理系ランナーという言葉がぴったりですね。

箱根駅伝の5区で区間賞を取ることがなければ、本人の夢であった科学者になっていたことでしょう。
箱根駅伝が青木涼真選手の人生を変えたのです。
出場する選手の人生をも左右する箱根駅伝、貴方も来年からテレビで観てみてはいかがでしょうか?

 

青木涼真の実力!自己ベストは?専門種目は3000mSC!

青木涼真選手の自己ベスト、専門種目について見ていきましょう。
箱根駅伝での経験を生かして、5000m、10000m、ハーフマラソンも走りますが、メインとしている種目は3000mSC(障害走)となります。

3000m障害(SC)とは?

3000mSCとは、3000mを走りながら、大きなハードルを28回、プールのような水たまりを7回飛び越えるという最も過酷な種目です。
なぜ最も過酷かと言うと、まず障害物競走であることから、転倒のリスクが大きく、転倒した選手に巻き込まれないようにしっかりとした位置取りが必要になります。
位置取りのための接触は基本OKなので、ぶつかり合いをしながら障害物を乗り越え、3000mを走らなければなりません。
特に最後の1000mはふらふらになりやすく、足が上がらなくなり、障害物に躓き血を流したとしても走り続けなければならないので、とても過酷な競技なのです。

青木涼真選手の自己ベスト!

そんな過酷な3000mSCですが、青木涼真選手が高校時代から走っていた種目で、2020年12月に行われた日本選手権では、8分30秒81で3位を記録しています。

青木涼真選手の自己ベストタイムは

5000m、13分48秒58
10000m、28分59秒52
3000mSC、8分25秒85
ハーフマラソン、1時間04分12秒

となっています。
5000m、10000m、ハーフマラソンのタイムは実力不足ですが、3000mSCは、日本歴代6位保持者となっており、4年後のオリンピックを目指せる選手だと言えます。
所属先の実業団hondaでも、同期の伊藤達彦、土方英和、青木涼真の3人は特に仲がよく
「チーム史上、最も仲のいい新人」
と言われるほどで、伊藤達彦、土方英和選手共にオリンピックで活躍できるレベルの選手なので、青木涼真選手も刺激され成長することでしょう。

 

青木涼真、シューズはミズノの最新モデル!

青木涼真が使用するミズノの厚底シューズとは?

2021年度のニューイヤー駅伝。
使用されたシューズは、ナイキの厚底シューズがなんと88.9%(252人中224人)
そんな中、青木涼真選手は、ミズノの厚底シューズで勝負します。

シューズ名は、ウエーブデュエル ネオ SP

 

ミズノ史上最高のエナジーリターン素材をソール全体に採用。
沈み込みすぎることのないこの素材は、一瞬の駆け引きで勝負が決まる駅伝レースに適しています。
前足部はWAVE DUELシリーズの設計を踏襲し、反発性を追求。
中足部~後ろにかけてはWAVE RIDERに代表される波形形状を配置し、スムーズな体重移動を促します。
力強いグリップを使用し、まるでスパイクを履いているかの様な感覚でロードを走れる。

ウエーブデュエル ネオ SPは、2020年12月24日に発売された、ミズノの最新モデル。
厚底なのはもちろん、どのシューズよりも反発力があるのが特徴です。
反発力がスパイクに匹敵する性能ということで、加速に力が必要ありません。

「瞬発的なスピードを出すというよりは、中間走を維持するシューズ。
バウンドに体を乗せているだけ。
走りの動きに余裕が出るので継続しやすい、その結果、タイムが向上する。
来年の箱根駅伝ではこちらを履く選手も増えるのでは?」

来年以降、ミズノの逆襲が見られるか?
2022年度のニューイヤー駅伝に注目です!

 

青木涼真について まとめ

青木涼真選手について調べてみました。
エリート進学校である春日部高校から理系の法政大学へ進学。
箱根駅伝での活躍をきっかけに、実業団hondaに就職。
現在は3000mSC、実業団駅伝で活躍している選手です。
これからの成長がたのしみな選手なので、東京、パリオリンピックに出場できるよう応援しましょう!

 

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