圧倒的シェア、210人中201人が履いていたナイキ。
Nikeがこんなに広まっているのはなぜなんでしょうね。
そしてそれ以外のシューズを履いていたのはわずか9人。
その選手が誰だったのか、何を履いていたのか見ていきましょう。
箱根駅伝2021 ナイキ以外のシューズを履いていたのは?
NEW BALANCE
NEW BALANCEを履いていたのは
東京国際大学 佐伯涼選手 7区区間賞
最後の箱根駅伝
7区を走らせていただきました。
ベストを尽くす事ができ、区間賞を取ることができました!
僕はもう陸上は辞めてしまうのですが、最後の最後で後輩にいい所を見せられたんじゃないかなと思います。
後は残りのメンバーに任せたぞ!!
この写真は走る前笑#最速のPopins pic.twitter.com/Kr8KxXRAsN— 佐伯涼🔫🍿 (@saeki_sun) January 3, 2021
NEW BALANCEを履いていたのは二人だけ
もうひとりは、帝京大 小野寺悠選手です。
そして売り切れ必死の同モデル▼
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— ニューバランス ランニング (@NBRunning_JP) January 7, 2021
気になる人は、ものすごく気になるはず。
急いで買うしかない!
adidas
adidasは4人が履いていました。
全員、アディオスプロです。
ニューイヤー駅伝ではもっとたくさんの選手が履いていたのですが。
(社会人なのでスポンサーの関係でしょうか?)
よく見直したら明大児玉はADIZERO ADIOS PROですな #StayHomeEkiden #ekiden1134 #箱根駅伝 #箱根駅伝2021 #adidas #adidasrunnnig pic.twitter.com/Xf8LtxVNvI
— jaydash (@jaydash2) January 2, 2021
明治大 児玉真輝
選手
創価大 葛西潤選手
神奈川大 西方大珠選手
青山学院大 飯田貴之選手
箱根駅伝復路・9区序盤、青山学院大学・飯田貴之選手。#箱根駅伝 #9区 #箱根駅伝2021 #第97回箱根駅伝 pic.twitter.com/fSpZ12pKYg
— あっきー (@akky31031) January 3, 2021
MIZUNO
履いていたのは3人。
帝京大 遠藤大地選手(シューズの種類がわかりません。厚底ではない??)
創価大 嶋津雄大選手(WAVE DUEL NEO プロトタイプ)
拓殖大 工藤翼選手(WAVE DUEL NEO)
ミズノ ウエーブデュエルネオ WAVE DUEL NEO U1GD200062 ランニングシューズ MIZUNO
#ランニングシューズ #ウエーブデュエルネオ が、「2020年日経優秀製品・サービス賞 #日経MJ賞」を受賞しました🎉
カーボンプレートを用いずに反発性を高めた点や、野球やゴルフなどの用具開発で培った反発力の研究を、シューズの開発にいかした点などを評価いただきました👏👏👏#ミズノ pic.twitter.com/paWdBlBmOr
— MIZUNO JP(ミズノ株式会社) (@mizunojp) January 4, 2021
2020箱根駅伝前の島津雄大選手のコメントですが
元々のこの靴の形というか、今までの靴と似たような形で 厚底ではなく、今までと同じような形ではあるんですけどその形でもしっかりと反発力が得られて、グリップ性能も高くて 履いた瞬間に「このシューズいいな」っていうことを実感しました。
と言っています。
そしてこのときはプロトタイプシューズだったのですが、2021箱根駅伝も登場したWAVE DUEL NEOではなく、白い昨年のものを履いて走っています。
お気に入りなのでしょうか。または複数もっているのでしょうか。
選手たちは、練習用と本番用を使い分けるので大切な本番用かもしれませんね。
創価嶋津のシューズは数少ないミズノ、WAVE DUEL NEO。去年はこれのプロトタイプで嶋津は10区区間記録更新 #StayHomeEkiden #ekiden1134 #箱根駅伝 #箱根駅伝2021 #創価大学 #mizunoenerzy pic.twitter.com/kmxl7Gvs9N
— jaydash (@jaydash2) January 2, 2021
asics
なんと……アシックスを履いている選手がいませんでした。
驚きです。
アシックスのシューズを履いたことがある人は多いと思います。
日本ではポピュラーなランニングシューズです……でした……。
箱根駅伝
21年往復シューズシェア率NIKEのシェア率96.6%と圧倒的な結果となりました。この流れは変わらないのかな。
優勝した #駒澤大学 は10人がNIKEシューズを履いていました。#箱根駅伝 #箱根駅伝2021 https://t.co/CnUK8oeveM pic.twitter.com/NIVBKH5hx7
— サイトウテツヤ|シェアコト|インスタ (@saitotetsu) January 3, 2021
箱根駅伝2021でのナイキシューズ以外の実績は?
ナイキをはいたら速くなれるなんて思っている人はいないと思いますが。
上記のナイキ以外を履いて箱根駅伝を走った選手で、上位記録の選手は以下の通りです。
箱根駅伝2021の結果
3区 4位 帝京大 遠藤大地 (MIZUNO)
4区 2位 創価大 嶋津雄大 WAVE DUEL NEO(MIZUNO)
7区 1位 東京国際大 佐伯涼 Fuel cell 5280(NEW BALANCE)
9区 2位 青山学院大 飯田貴之 adizero adios pro(adidas)
今後はadidasがまた増えてくるのではないかという予感もしますが、簡単には変わらないと思う部分もあります。
簡単にナイキシューズでいい走りをした体験を捨てられないかもしれないですから。
シューズは唯一の道具なので、自分に合うものを選べるのが大切ですね。
箱根駅伝2021 黄色いシューズはナイキとアディダス
ぱっと見は間違いそうなカラーリングでしたね、この二足。
アディオスプロ(adizero adios pro)とアルファフライ(NIKE AIR ZOOM ALPHAFLY NEXT%)。
紛らわしい!
たまたま同じカラーになってしまったのでしょうか。
今年のニューイヤー、箱根駅伝
どちらも蛍光イエローのシューズが目立ちましたね
ㅤ#NIKE #alphaflyNEXT%#adidas #adizeroadiospro
ㅤ
さて皆様はドッチ?
ㅤ#箱根駅伝2021 #ニューイヤー駅伝 pic.twitter.com/AeqO5cFWXF— ステップスポーツ金沢店 (@stepkanazawa) January 2, 2021
箱根駅伝を走るのにナイキ ヴェイパーフライ、アルファフライ、どちらを履く?
ナイキの厚底シューズと一言で言う人もいますが、2021は2種類のナイキがありました。
友人は「半分くらい白い靴を履いてたね」と言っていましたが、きっとNIKE ZOOM X VAPORFLY NEXT%のことです。
黄色いのが、NIKE AIR ZOOM ALPHAFLY NEXT%。
面倒なので、ヴェイパーフライとアルファフライと書きますね。
NIKE ZOOM X VAPORFLY NEXT% ヴェイパーフライ
ヴェイパーフライは万能なシューズで、平地も山も走れると言われています。
山登りに跳ねてしまっては余分な力を使ってしまうので、大勢を低くしたまま足を前にすすめる走り方にはヴェイパーフライのほうが向いているようです。
当初は、フォアフットでなければシューズの力を発揮できないと言われていましたが、履いている選手のフォームを見ていても必ずしもそうでもないような気がします。
足全体で踏み込むミドルフットの選手もたくさんいます。
中村匠吾選手(富士通)などもミドルフットですがナイキのシューズで走っていますね。
疲れにくいと言っていたと記憶しています。
Nike Zoom X VaporFly NEXT% in ‘White Cyber’ https://t.co/xP2CLaaxd7 #sneakers pic.twitter.com/7aMdkjddb7
— SneakersCartel.com (@SneakersCartel) December 14, 2020
NIKE AIR ZOOM ALPHAFLY NEXT% アルファフライ
ヴェイパーフライに比べアルファフライは、より反発力が強いシューズです。
なので力をうまく使えば前へ前へと押し出される走りができると言われています。
ヴェイパーフライもそうなんですが、強力な跳ねる力を利用して走るのです。
なので、そのまま上に跳ねてしまうと推進力がなくなるという事が起こり、時々解説で「跳ねてしまってますね」などと言われるのは、力をうまく使えずにいるということです。
今季はコロナの影響で練習が積めず、アルファフライを履く選手が少なかった説もあります。
本当のところはどうなんでしょうね。
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ナイキの厚底シューズの登場を覚えていますか?
大迫傑と設楽悠太の快走
2017年のボストンマラソンで当時ナイキオレゴンプロジェクトに参加していた大迫傑選手が、厚底の大きなシューズで3位になったときに、私は初めて存在を知りました。
その後、設楽悠太選手がチェコハーフマラソンで、当時の日本記録をだしたときにも大きなシューズを履いていたのです。
そしてその一週間後にはベルリンマラソンを走り、それも2時間9分台という記録。
記録だけでなく、一週間後に走れるの?という驚きも。
分厚い靴、もしかしてすごいの?
と、注目されだしたのではないでしょうか。
東海大学、東洋大学が駅伝で使用
その直後、2017年出雲駅伝では東洋大学のほぼ全員と東海大学の選手がヴェイパーフライ4%を履いていたのです。
(4%は、「4%走りが速くなる」という意味」)
東洋大学はアメリカ合宿に行くなど、積極的にシューズに対応するトレーニングをしていました。
#大迫傑 選手が #東洋大学 選手にストレッチを教えています。#NIKE #ポートランド pic.twitter.com/z1xbS7CmCu
— 【公式】「アスリートの素顔を伝える」メディアSPREAD (@spreadsports_jp) August 23, 2018
このときは青山学院大学はadidasだったので、箱根駅伝では「薄底VS厚底」とか言われていましたね。
最終的に青山学院大学の選手がナイキを履くようになったときには驚きました。
adidasスポンサー校なのに大丈夫なのかなと。
「厚底」という言葉が定着
そして箱根駅伝を見た、駅伝やマラソンに詳しくない知人が皆、
「厚底って履くと速くなるもんなの?」
と質問してきたのですごい影響なんだと思いました。
陸上界の人は最初は、きっとこういう言い方をしていなかった気がするのです。
テレビのアナウンスの刷り込みは素晴らしい。
連呼されると耳に残りますからね。
キプチョゲとナイキの挑戦から始まっている
ナイキがフルマラソン2時間以内という目標のもと、「ブレイキング2」というプロジェクトを立ち上げました。
2017年、キプチョゲ選手が2時間0分25秒という記録を出しています。
このときはヴェイ−パーフライ4%。
その後2019年、オーストリア・ウィーンで「イネオス1:59チャレンジ」で再び2時間切りに挑戦。
世界新記録(非公式)を達成しています。
このときキプチョゲ選手がはいていたのは、アルファフライのプロトタイプでした。
全てはここから始まっているのですね。
★キプチョゲ選手について詳しくはこちらから★
大学デビューはナイキデビュー
大学に入ってからナイキに変わった選手もたくさんいて、やはり有名大学に入るとシューズの提供があったり先輩が履いていたり、勧められたりして履き替えるのかなと思います。
いろいろなシューズを試していくのは速く強くなるために必要ですね。
なんていったって走るためにはシューズは、なくてはならない唯一の道具ですから。
そしてなんと言っても高い!(30000円!)
耐久距離が短い!(当初より伸びたが300kmと言われている。アルファフライはもう少し長い?)
来年以降もシューズについては熱い視線が注がれそうです。