前田穂南(まえだほなみ:天満屋)、かわいい上にメダリスト最有力候補!東京五輪マラソン代表選手を紹介!

2019年に行われたMGCマラソンにて、東京オリンピック内定を勝ち取った、かわいいと噂の前田穂南選手(天満屋所属)についてお伝えします。

前田穂南選手は、実業団天満屋に所属してから才能を開花させたマラソンランナーです。
2019年に行われたMGCマラソンで優勝し、東京五輪内定を決めたことで有名になりました。

では、前田穂南選手は東京五輪でメダルを狙える選手なのでしょうか?
結論から言うと、前田穂南選手はメダリスト最有力候補と言える実力を持っています。

前田穂南選手のマラソンベストタイムは、2時間23分30秒。
この記録は日本歴代10位に入っていない成績です。
対して、同じく東京オリンピックでマラソン日本代表として選ばれた、一山麻緒選手は2時間20分29秒。
この記録は日本歴代4位の記録です。
タイムだけを見ると、一山麻緒選手の方がメダルに近いんじゃないの?と思うでしょうがそれはどうでしょうか。

前田穂南選手は、30km地点までのタイムで日本記録保持者となっているのです。
オリンピックでは、選手全員のタイムが早いことから前半で一気に加速し、最後まで減速しない速いレース展開となります。
つまり、前半に強い選手でないとオリンピックでは戦うことが出来ないのです。
その点、前田穂南選手は日本で1番前半に強い選手なので、メダル獲得に最も期待できる選手と言えるのです。

それでは、前田穂南選手がどういう人物なのか、体型、フォームやシューズと、可愛いと言われている画像も交えつつ紹介していきたいと思います。

前田穂南はかわいい?食事は大食い!腹筋や体重は大丈夫なの?

前田穂南、かわいい画像紹介!

まずは、前田穂南選手のかわいいと言われている画像と一緒にどんな体型なのかをみていきましょう!

身長:166cm 体重:46kg

MBIは16.69!これは平均体重よりも15kgも軽いということになります!
もの凄く細い体型ですね!

顔は他選手と比べると少し幼い感じが出ていて、天真爛漫な女性!といったとこでしょうか?

レース後のインタビューシーンなんかは特に幼っぽさが出ていますね!

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では筋肉についてはどうでしょうか?
腕は細い印象ですが腹筋はやはり割れてるのでしょう!
というのを証明するために画像をお見せしたいのですが、残念ながらお腹を出している画像はありませんでした。

しかし、陸上選手は皆、良い姿勢を保つために背筋腹筋を鍛えているので、前田穂南選手の腹筋も割れているのだと予想されます!

長距離選手は体重が重要!

次に、前田穂南選手と陸上長距離ランナー達とのBMIを比較してみましょう。
世界選手権、オリンピックマラソン出場選手の平均BMIは、男子が20.3、女子は18.7です。

また、1990年代のオリンピックデータでは

1990年代の世界選手権&五輪陸上出場選手
男子のBMI平均値「20.3」を上回っているのは31人中1人。
女子のBMI平均値「18.7」を上回っているのも12人中1人。

というデータとなっています。

短距離選手と違って、上半身、特に肩周りの筋肉は、つけすぎると体力の消耗が激しい為、その分長距離ランナーたちの体重が軽くなっているというわけです。

つまり、長距離ランナーには軽さが大切なのです。
その点前田穂南選手は、BMI16.69。
マラソンランナーの中では理想的な体格だったのです!

前田穂南は大食いだけど何故痩せてるの?

では、いったいどのようにして体型を維持しているのでしょうか?

体重を増やさないためには、食事量を減らすことが一般的ですが、前田穂南選手は逆です。
なんと他の選手の3倍は食事をとっているそうです!

天満屋では、栄養管理士が食事をしっかり管理しているので、暴飲暴食しているということはないでしょう。
それだけハードな練習を行っているということですね!

体を動かすために必要な栄養は炭水化物。
走っている時間が最も長いマラソンでは、炭水化物の摂取が必須と言えます。
また、炭水化物は体内に貯蔵することが出来ないので、こまめに補充する必要があります。
1回の食事で大量に炭水化物を補充できる前田穂南選手は、それだけで優れたランナーなのです。

前田穂南、マラソン東京オリンピック代表決定!MGCレースを振り返り紹介!

前田穂南選手は一昨年2019年に行われた、東京オリンピック代表選考会であるMGC大会で優勝。
東京オリンピックマラソン日本代表を勝ち取りました。
では、どういった経緯で優勝したのか、レース内容を見ていきましょう。

MGCマラソンは、9月に実施され、気温26.9℃、湿度63%というベストコンディションでの開催となりました。
参加選手はたったの10名、その中で上位2名に入ることが出来れば日本代表入りという状況です。

スタートと同時に一山麻緒選手(現役選手の中では日本1位のベストタイムを持つ選手)が飛び出し、選手達を引っ張っていく形になります。
7km地点で上手いコース取りを見せた前田穂南選手が2位になり、激しい先頭争いが始まり、8km地点に差し掛かったあたりでついにトップが入れ替わります。
軽い脱水症状に見舞われたのでしょうか、一山麻緒選手はその後ペースダウンし、先頭集団から外れる形となります。

調べてみると、この時の気温はなんと34度!過酷なレースだったんですね。

15km地点で給水をし、前田穂南選手は徐々にペースを上げ始め、後続についてくるのは鈴木亜由子選手1名のみという展開になりました。

しかし、20km地点での給水を終えた地点から1位と2位の差が開き始め、少しずつですが前田穂南選手の独走状態となります。
ペースが速くなったわけではなく、むしろ5km毎に20秒ずつタイムは落ちていっていますが、差は広がっていったのです。
全体的に序盤のハイペースが選手全員に辛くのしかかったのでしょう。
時折苦しそうな表情を見せながらもラスト3km地点でラストスパートを始め、見事1位でゴールしました。

タイムは2時間25分15秒。
2位でゴールした鈴木亜由子選手とは3分47秒の差をつけての優勝です。

レース後、前田穂南選手のインタビュー

優勝を狙っていたので、すごく嬉しい。
たくさんの応援があったことが、とても力になった。

今回のレースは自分で「しっかり行く」と決めていた。
不安もなく、自信をもって最後まで走ることができた。

自信を持つことができていたのは、30kmや20kmの変化走で、最後の1kmをスピードの切り替えをする練習を何度かやっていて、最後の1kmで3分を切ったり3分10秒を切ったりできていたから。
(そういう)スピードの切り替えができていたことが、すごく自信になっていた。

レース中は、ペースのことはあまり気にしていなくて、自分の感覚で走っていた。
(20kmから独走になったが)自分が仕掛けたつもりはなく、いつの間にか後ろの選手がいなくなっていた。
(そこから)誰かが来るかなと思って、仕掛ける準備はしていたが、誰も来なかった。

(一人旅になってからは)「とりあえずリラックス、リラックス」と思いながら走っていた。
正確な距離はよく覚えていないが、30km以降くらいからきつくなってきて、なかなかペースが上げられなかったので、少し不安もあった。
終盤の上り坂は、練習でけっこうクロカンなどを走って、きつい思いをしてきていたので、そのことを思い出しながら走った。
ラストは、けっこうきつかったが、しっかりとゴールテープを切るという気持ちで走った。

前半のハイペースを耐えきってのゴールも凄いですが、注目すべきは34度の気温にもかかわらず力を発揮できたという点でしょう。

例えば、現役マラソンランナーの中で1番のタイムを持つ一山麻緒選手(2時間20分29秒)は、実は夏場のレースが苦手という弱点があります。

東京オリンピックが開催されるのは夏です。
マラソンの開催地は札幌ですが、過去の最高気温では36.2度を記録したことがあります。

世界のマラソンランナー達の、前半飛ばすレース展開に耐えられるスタミナを持ち、夏場の高気温を苦にしない前田穂南選手だからこそ、メダリスト最有力候補者という訳です。

前田穂南、厚底シューズを履かない理由とは?フォームや使用シューズも紹介!

前田穂南、使用シューズ紹介

前田穂南選手の使用シューズは、アシックスのシューズです。
近年のマラソンでは厚底シューズが流行っていますが、前田穂南選手は厚底シューズを使用していません!

使用シューズ名は、ソーティーマジックLTシリーズ

SORTIEMAGIC LT 2 (ソーティーマジック エルティー 2)
駅伝やロードレースで勝つための反発性と、スムーズでしなやかなライディングを両立させた本格的な競技用レーシングシューズ。

アウターソールのヒール部外側にクッション性に優れたAHARラバーを配置し、接地時の不快な硬さを軽減し、突き上げ感の少ないソフトな接地感を実現しています。

地面を噛んで走る優れたグリップ力を得られるデュオソールと合わせ、高いスピードを生む走りを生み出します。
トップランナーを満足させるポテンシャルと適度なしなやかさを備えたバランスのよさは、中学~大学までの長距離ランナーに加え、女性ランナーの使用にも対応します。

ちなみに、アシックスでは2021年6月4日に新しい厚底シューズを発売予定となってます。
シューズ名は、アシックス メタスピード

▼アシックスメタスピードシリーズに関する記事はこちらから
⇒箱根駅伝シューズ事情 ナイキ一強からアシックスの逆襲がはじまる2022?

 

オリンピックが行われるのが7月からなので、一応前田穂南選手も使用する可能性があります。
ですが、2021年5月7日に行われた東京オリンピック マラソンテストイベントでは、厚底シューズを使用しなかったので、本番でも履き慣れたソーティーマジックLTシリーズを使用すると予想されます。

上の画像は、2021年5月7日東京オリンピック マラソンテストイベントでの前田穂南選手の様子です。

厚底シューズは、使いこなすことが出来れば間違いなくタイムが早くなります。
ですが、うまくフィットしなければ、故障のリスクや途中でバテてしまう要因になってしまいます。
前田穂南選手はリスクを避けた選択をし、普段通りの走りが出来るようにあえて厚底シューズを使用しなかったのです。

前田穂南のフォームと厚底シューズを履かない理由

また、ランニングフォームからも、厚底シューズを履かない理由の説明ができます。




着地の瞬間がポイントです。
厚底シューズは、つま先着地向けのシューズと言われています。
対して前田穂南選手は踵から着地しています。
ですので、東京オリンピックでは厚底シューズを使用しないというのが濃厚です。

薄底シューズで厚底シューズに勝つことが出来るのか?!
本番に期待しましょう!

前田穂南、マラソン記録、高校時代の記録を紹介!

前田穂南、中学高校の記録

現在の前田穂南選手がマラソンに強いことは分かりましたが、昔はどうだったのでしょうか?

前田穂南選手が本格的に陸上を始めたのは中学生からとなります。
尼崎市立園田東中学校に入学し、3年生時(2011年)の中学校総合体育陸上大会で、800m、1500m共に優勝を果たします。
その時のタイムはこちら

800m2分21秒13
1500m4分56秒21

参考までに、2011年の全日本中学陸上大会優勝者の記録は、800mが2分9秒、1500mが4分21秒となっています。
全国トップクラスの実力とは言い難いですが、大会で優勝した実績は本人の自信に繋がったことでしょう。

 

2012年、陸上強豪校である大阪薫英女学院高等学校に進学。
こちらも中学時代と同じく、3年生時(2014年)に大阪府大会にて1500m走で優勝します。
この時のタイムは、4分28秒15で大阪府大会新記録を樹立。

しかし、その後の近畿大会で予選敗退し、全国大会への出場とはいきませんでした。
ですが、4分28秒15というタイムは、その年(2014年)の全国大会9位の実力なので、実業団に採用されるには十分な成績です。
一方駅伝種目の方では、3年間補欠登録でメンバー入りしますが、卒業までレースに出場することはなかったそうです。

前田穂南、実業団でのマラソン成績

2015年に高校を卒業すると、岡山県の実業団チーム、天満屋へ入社。
学生時代は、中距離種目(1500m)を主に走っていた前田穂南選手ですが、天満屋ではマラソンランナーとして活躍していくことになります。

前田穂南選手の出場したマラソンタイム一覧

2017年1月 大阪国際女子マラソン 12位 2時間32分19秒 (初マラソン)
2017年8月 北海道マラソン         優勝 2時間28分48秒 (マラソン初優勝)

2018年1月 大阪国際女子マラソン 2位 2時間23分48秒 (東京オリンピック選考会)
2018年9月 ベルリンマラソン       7位 2時間25分23秒 (初の海外マラソン挑戦)

2019年3月 東京マラソン2019    12位 2時間31分42秒 (日本人2位)
2019年9月 MGCマラソン2019    優勝 2時間25分15秒 (オリンピック内定)

2021年1月 大阪国際女子マラソン 2位 2時間23分30秒 (自己ベスト記録)

結果はご覧の通り、前田穂南選手は毎年成長しており、どんどんタイムが早くなっています。
いったいどこまで成長していくのか楽しみですね!

前田穂南、プロフィール紹介

最後に前田穂南選手のプロフィールを紹介します。

フルネーム     前田 穂南(まえだ ほなみ)
所属       天満屋
生年月日     1996年7月17日(24歳)
生誕地        兵庫県尼崎市
身長             166cm
体重             46kg

自己ベスト
1500m              4分28秒15
3000m              9分23秒06
5000m            15分35秒21
10000m        32分13秒87

ハーフマラソン 1時間9分08秒
30km         1時間38分35秒 (日本記録)
マラソン         2時間23分30秒

今シーズンの目標

2021年東京五輪で金メダルをとる!

前半早いペースで始まるレース展開に強い前田穂南選手。

オリンピックでも、前半ついていくことが出来るのか?
また、後半バテずに宣言通り金メダルを取れるかどうか、注目です!

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