多田修平の武器、スタートダッシュのコツとは?100m走をもっと楽しめる知識も紹介!

先日行われた東京オリンピックにて、100m予選敗退となってしまった多田修平(ただしゅうへい)選手についてお伝えします。

多田修平選手の100mベストタイムは、10秒01で、現役日本人選手の中では5番目に速い記録となっています。
ですが、オリンピック代表選手選考会100mにて1位となったのは多田修平選手です。
多田修平選手は一体なぜ優勝することができたのでしょうか?

実際にレースをご覧になった方ならもうおわかりでしょう。
そう、多田修平選手には世界最高峰と言えるレベルのスタートダッシュを持っているのです。
実際、アテネ五輪で100m金メダル保持者である、ジャスティン・ガトリン選手が
「すごいね!多田!」
と絶賛するほどです。

残念ながら、2021年東京オリンピックでは予選敗退となってしまいましたが、多田修平選手の活躍はまだまだこれからです。

そこで今回は、多田修平選手の武器であるスタートダッシュ、トレーニング方法、経歴や彼女の話まで紹介していこうと思うので、最後までぜひご覧になってください!

多田修平、100m走スタートダッシュのコツは深い前傾姿勢!

多田修平(ただしゅうへい)選手は、序盤〜中盤が得意な選手と言われていますが、中盤〜後半はどうなのでしょう。

「100m中盤〜後半と言われてもよくわからないよ!」

といった方向けに、まずは100mのレース展開について簡単に説明します。

100m走には4つの区間がある!

100m走には4つの区間が存在し、どの区間が得意かによって前半型か後半型に区別することができます。

最初に1次加速区間(0~30m)、体を前に倒して加速する区間。
スタートダッシュと言われている区間です。
この区間で約90%程度のスピードが出ていると言われています。

次に2次加速区間(30~50m)、体を少しずつ真っすぐにして徐々に加速していく区間。

3つ目の区間は、トップスピード区間(50~60m)、文字通り1番スピードが出ている区間です。

最後に減速区間(60m~100m)、全ての選手はトップスピードに到達した後、必ずスピードが落ち始める区間というのが存在することから、減速区間と言われています。

多田修平選手は序盤〜中盤型で、1、2番目の区間が得意ということになります。

多田修平、スタートダッシュのコツ!

スタートと同時に物凄い前傾姿勢で走り出す多田修平選手。
多田修平選手の100m走のコツはこの深い前傾姿勢にあります。

程度の差はあれど、100m走ではすべての選手がスタート時に必ず前傾姿勢をとりますよね。
その理由は、素早い加速を行うためです。

実際に試してもらうとわかりますが、人間は前に倒れそうになると自然に足が出るようになっています。
陸上のスタートダッシュでは、その地面に倒れ込む力(引力)を利用して走っているのです。

つまり前傾姿勢をとることにより、第1、第2区間での素早い加速を行うと同時に、後半へ向けての体力温存もできるので、まさに一石二鳥の走り方なのです。

しかし前傾姿勢が深すぎると足が前に出ず転倒してしまったり、着地の際に負荷がかかりすぎてしまい、2歩目が出なくなってしまうのです。
多田修平選手の場合は、人間が転倒してしまうギリギリのラインの研究、2歩目がしっかりと出せるトレーニングを長い期間を経て身につけたのです。

「多田修平選手のフォームの特徴は、脚がきれいに回転するところで、力をロスすることなく推進力に変換できるため、最大の魅力である20m付近からの爆発的な加速力に繋がる」

誰にも真似のできない深い前傾姿勢を武器に世界に挑む多田修平選手。

型に当てはまらない、新しいタイプのランナーとしての活躍に期待しましょう!

多田修平、彼女がいるってホント?!髪型は禿げてるの?

多田修平、現在彼女はいません!

さて、続いては多田修平選手のプライベートに関する情報をお伝えします。
多田修平選手といえば笑顔が印象的で、優しそうな雰囲気もありかっこいいですよね!
では彼女はいるのでしょうか?
多田修平選手のインスタグラム、Twitterにて、結婚願望やデートしてるの?!という彼女の存在を匂わせる発言をしていますが、現在彼女はいないらしいです!

ちなみに、好みのタイプに関しては、本人がインタビューにて発言しています。

「僕も9秒台を出して芸能人に会いたい。有村架純さんが好きなので会ってみたいです」

有村架純さんは、ロングヘアーで清純かつ素直な印象の方です。
多田修平選手に好かれたいと思っている方は参考にしてみてくださいね!

多田修平の髪型はツーブロック!

多田修平選手の髪型ですが、なぜか禿げてるとの噂がありましたのでお答えしておきます!笑

まずは多田修平選手の髪型を見てみましょう。

 

サイドの中の部分だけを刈り上げる髪型、禿ではなくツーブロックですね。
顔周り、耳周りのボリュームを抑えてある髪型なので、爽やかに見えてかっこいいです!

走っている最中は、サイドの刈り上げがはっきり見ることができるので、ぜひご覧になってください!

「髪触りすぎ」とか言われていますが、ボリュームがある髪型(というか毛量が多い?)なので、乱れると気になるのかもしれないですね。

前髪長めのスプリンターは、日本にはあまりいないのですが多田修平選手らしさが出ている髪型だと思います。

多田修平、スパイクは山縣亮太とお揃いのナイキ!100m走に必須なトレーニング方法とは?

100m走の課題、減速区間

先程説明した通り、100mには4つの区間が存在します。
第1、第2区間の加速していく区間は多田修平選手の得意分野。

第3区間は、100mトップクラスとなるとそこまで差はでません。(ボルト選手は例外)
となると、序盤〜中盤型の選手は4番目の減速区間が課題と言えるでしょう

ここで、多田修平選手の実際のレースを1度見てみましょう。

こちらは、2021年6月6日に行われた伊勢スプリントで、多田修平選手、山縣亮太選手が自己新記録を樹立したレースです。

 

このレースを陸上専門家が分析した内容がこちらです。

惜しむらくは、多田の最後の10mだろうか。

映像では、前半で山縣を僅かにリードし、中盤以降も80m近くまで併走した。
走速度やピッチとストライドの10m毎のグラフによると最後の10mで、ピッチがその前の4.8歩前後から4.4歩台に大きく低下。
ストライドがそれまでの230cm前後から240cm台前半くらいになった。
いわゆる「間延びした走り」になって結果的には走速度が低下しての「10秒01」だった。
この最後の10mのピッチとストライドの大きな変化がなければ、山縣とともに「9秒台」でフィニッシュしていたであろうと思われる。

第4区間の終盤、ここさえクリアすれば9秒台ランナーの仲間入りができるのです。

きっとここもクリアして行くことでしょう!

多田修平も実践、スタートダッシュトレーニング!

もちろん序盤のトレーニングもしっかりと行っています。
ですが更に上を目指すとなると、レース終盤を意識したトレーニングも行う必要があります。
では多田修平選手は一体どのようなトレーニングを行っているのでしょうか?
まずは多田修平選手の代名詞、スタートダッシュのトレーニングについて見ていきましょう。

スタートダッシュの際は、前に倒れこむ動作と共に、脚を上げないと前に進むことができません。
ですが、多田修平選手は前に倒れこむ角度が他の選手よりも深いため、脚を上げる為に必要な筋肉も多く必要となります。

そんな多田修平選手の筋トレ方法はこちら

片足ジャンプの後に大きく両足ジャンプ。
なんとなく筋トレする、ということではなく、スタートダッシュ時に必要な太ももを上げる練習も併せて行っていることにお気づきでしょうか!

 

次に、こちらの動画を見てみましょう。

ラダーを使って、一定の歩幅を体に覚えさせる練習、ウェイトトレーニング、腕振りに太もも上げと、細かい技術面に関するトレーニングに力を入れていますね!

深い前傾姿勢でのスタートを基準にし、それに合わせたトレーニングを行っているのだと思います。
まさに、多田修平選手の特徴に合わせたトレーニングではないでしょうか。

減速区間を改善するためには?!

最後に多田修平選手の課題である、減速区間のトレーニングについてみていきましょう。

減速区間の基本は、ピッチ(歩数)の低下、スライド(歩幅)の増加によって起こります。
原因としては、疲労、もうすぐゴール!という精神的な焦りが挙げられます。

では、改善するにはどうしたらいいのか?

そう、どんな状況でも同じ歩幅で走ればいいのです。
その為の練習方法は、ラダーを使って歩幅を一定にする練習、マーカーを使って理想の歩幅、歩数を体に覚えこませるといった内容になります。

この練習方法は疲労から来るピッチの低下、歩幅の増加には効果がありますが、精神的なものからくることに対しては対応できません。

意外かもしれませんが、100m走には常に冷静でいる精神力も必要なのです。
とはい言ってもゴールが近くとなると、勝ちたい、勝てる!と思ってしまうのでトップ選手でもメンタルトレーニングは難しいというのが現状なのではないでしょうか。

体だけではなく、精神面のトレーニングも大切な100m。
たった10秒前後の競技ですが、奥が深いですね!

多田修平、使用スパイクはナイキ!

多田修平選手が使用しているスパイクはこちら

ナイキズームスーパーフライエリート2、白色モデルです!

ナイキ ズーム スーパーフライ エリート 2は、トラック用にデザインされたハイテク仕様。
超軽量の素材が涼しさをキープ。
スパイクプレートには8個の取り外し可能なピンを備え、ゴールまでグリップ性を持続させます。

陸上界お馴染み、ナイキのスパイクです。
このスパイクは山縣亮太選手も愛用しており、その2人が結果を出しているので、高性能なスパイクと言えるでしょう!

ちなみに、日本選手権では多田修平選手のスパイクが破れてしまうというアクシデントもありました!

 

100m準決勝のレースでスパイクを破いてしまい、急遽新品を取り寄せ、決勝に臨んだそうです。
通常、新品の靴は何日も履いてやっと足に馴染むものです。
ですが、多田修平選手はそんな不慣れな状況の中、日本選手権100m決勝で優勝を果たしているので、驚きが隠せませんね!

多田修平、中学、高校は優勝経験ナシ!遅咲きのランナー!

最後に、多田修平選手の経歴について紹介します!

中学は全国出場ならず!

大阪府東大阪市出身の多田修平選手は、東大阪市立石切中学校に入り、陸上人生をスタートします。
陸上部に入部すると、種目を短距離1本に決め中学生ながら朝練、筋トレをしっかり行う真面目な選手だったそうです。

中学生時代の目立った記録はこちら

平成23年の第65回大阪中学校総合体育大会陸上競技の部にて、男子100m決勝に於いて11秒52で5位に入賞。

全国大会への出場経験はないまま、中学陸上は幕を閉じます。

高校で全国大会デビュー!

2012年、野球で有名な大阪桐蔭高等学校へと進学。
高校に入り、ようやく全国デビューを果たします。

高校時代は3年次(2014年度)の第67回全国高等学校総合体育大会陸上競技大会(山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場)に出場し、決勝で10秒78のタイムで6位となった。

多田修平選手は
「高校に進学してから本気で陸上に取り組み始めた」
と語っており、目標は全国大会で優勝する事でした。
ですが結果は全国6位となり、悔しい気持ちのまま大学へと進学することになったのです。

大学に入り開花!

2015年、関西学院大学へと進学。
大学に入ってからは、高校時代の悔しさをバネに一気に開花します。

関西学生陸上競技対校選手権大会(関西インカレ)では大学1年次の男子100mで1年生ながら10秒43の記録で優勝。
翌2016年の関西インカレ男子100mでも10秒33の大会新記録をマークして連覇を達成した。

その後も、国内外の大会に多く出場し、合計で8回もの優勝を経験するという、トップランナーへと成長したのです。

社会人~現在、そしてこれから

社会人になってからは住友電工へ所属し、現在に至ります。
トップランナーの中では珍しい、大学生から活躍を始めた遅咲きランナー多田修平

東京オリンピックでは、得意のスタートダッシュで後れを取ってしまった為、本来の力を発揮できませんでした。
ですが、多田修平選手はまだ25歳です。

開花したのが遅かった分、これからの伸びしろは誰よりもあるでしょう。
課題の精神力を克服し、再び大舞台で活躍ができるかどうか!
これからが楽しみですね!

 

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