東洋大学 箱根駅伝2023のまとめ!順位、メンバー、区間賞、途中経過、感想など

箱根駅伝2023の東洋大学の記録です。
往路では正直、予選会を思い浮かべてしまいましたが、ねばりの東洋、
その一秒を削り出せ
で、復路も諦めませんでした。
応援する側が弱気になってすみません!
東洋大学の第99回箱根駅伝のメンバー、順位、区間賞など1区からゴールまで振り返ります。

東洋大学 箱根駅伝2023 1区 児玉悠輔

箱根駅伝1区といえば、この人!

駅伝では1区を6回担当してきたスターター

4年生の児玉悠輔選手。

 

箱根駅伝に連続出場しているので安心して任せたいところです。

今回は区間17位(54秒差)で2区にたすきを繋ぎます。

一番うしろに付くという定位置(#隠れ児玉)から様子を見ていましたが、超スローペースの展開(最近ありがち)に乱されてしまったかな?

でもこの差ならなんとかなる!!

児玉悠輔選手、1区を走り続けたこと本当にお疲れさまでした。

最終年は関東インカレ10000m1部3位と結果を出していましたが、駅伝で実力通りの走りができなかったことが悔やまれます。児玉悠輔選手は最後の駅伝となり、卒業後は愛知製鋼へ進み競技を続けます。

応援していきましょう。

 

東洋大学 箱根駅伝2023 2区 石田洸介

箱根駅伝エース区間の一つ、2区。

エース松山和希選手が万全ではなかったため抜擢された時期エースの2年生、石田洸介選手。

応援ハッシュタグは #洸介がんばるけん

石田洸介選手は初の箱根駅伝出場ですが、こちらも10日前に体調を崩し万全ではなかったようです。

ですがエントリー選手の中に2区を走れる選手は石田洸介選手しかいない!(酒井監督談←WEBニュース)

結果はチーム順位20位(区間19位)と大きく順位を落としてしまいました。

でも、東洋には後ろにはまだ頼れるチームメイトが控えています。

ここからここから。

自分が2区で大ブレーキになってしまった。目標である3位以内から大きく離れてしまった。申し訳ない気持ちでいっぱいだし、箱根の難しさを身をもって感じた走りだった。

来年はこの悔しさをリベンジしないといけない。駅伝を走っている以上、流れを止めた自分の責任は重い。次はチームが勢いづくような走りをしたい。

石田洸介選手にはつらい箱根駅伝デビューとなってしまいましたが、また来年を目指して強くなっていってくれることと思います。

エースの自覚をさらに強く持てたのではないかと思います。

松山和希選手とダブルエースですね。

給水の松山和希選手が心強い!!

 

東洋大学 箱根駅伝2023 3区 小林亮太

思いがけない順位でタスキをもらったのは、2年生小林亮太選手

2年生どうしのタスキリレー、小林亮太選手も箱根駅伝は初出場です。

ハーフマラソンを1時間4分台で走るので、期待をしていましたが本当にいい走りをしてくれました!

ありがとう!ありがとう! #驚異の粘りというハッシュタグどおりの粘りでした。

16位(区間9位)と順位を3つ上げてのタスキリレーです。

次は頼りになる4年の先輩です!!

ラストイヤーに思いを込めて。

東洋大学 箱根駅伝2023 4区 柏優吾

4区は4年生の柏優吾選手。柏優吾選手と3区の小林亮太選手は、豊川高校の先輩後輩です。

「先輩が待ってる」「後輩が頑張った!」こういうところでも、更に力が発揮できますよね。

柏優吾選手は前回大会に9区でエントリーされましたが、当日変更で出場しておらず、今回が最初で最後の箱根駅伝となります。

過去に東洋大学で出場した駅伝は出雲駅伝7区だけ。

でも実力は2022年の北海道マラソンで2位入賞、MGC出場権獲得などで証明されています。

柏優吾選手は14位(区間13位)に順位をあげて5区キャプテンにタスキを渡しました。

#柏いまこそ現状打破 、現状打破してますよね!!

柏優吾選手はコニカミノルタで競技を続けます。MGCにも出場し、パリオリンピックを目指すので応援していきましょう!

東洋大学 箱根駅伝2023 5区 前田義弘

5区は頼れるキャプテン前田義弘選手。

その身長(190センチ#東洋の巨人)だけでも頼りになる気持ちになってしまうのは、私だけじゃないはず。

区間発表を見たときには、前田義弘選手が5区ということで驚きました。

キャプテンが山登りをする伝統なのかな???(いやそんなことはない)

よくわからなくてとても攻めているのでは?と考えていると、先輩の相澤晃選手(東洋・旭化成)がツイートしてました。

「宮下隼人選手(前キャプテン)より前田義弘選手は強い」と。

下位でテレビにはなかなか映らなかった東洋大学ですが、前田義弘選手の山登り(と、運営管理者の酒井監督)は数回テレビでも映し出され、安心して応援することができました!

11位まで順位を上げ、個人成績も区間5位とキャプテンがシードにつながる走りで往路をしめました。

それでも柏原竜二さんに憧れて入学した前田義弘選手は納得していませんでした。

「最初からキツかった。11位では満足していません。(先輩で「2代目・山の神」と呼ばれた)柏原竜二さんなら、どんな状況でもトップまで持っていっていますから」

全員抜くつもりで最初から飛ばしていたのかと思うと、本当に胸が熱くなります。

前田義弘選手は卒業後、黒崎播磨で競技を続けます。

駅伝やマラソンで頑張って欲しいですね!

東洋大学 箱根駅伝2023 往路まとめ

メンバーが出揃わなかった東洋大学。

エース松山和希選手は怪我からの復帰中であることと、インフルエンザにかかったことも原因で、箱根を走れなかったのもあります。

1区職人と呼ばれる児玉悠輔選手から石田洸介選手で往路の勢いに乗る予定が、うまくいきませんでした。

しかし3区小林亮太選手、柏優吾選手の粘りの走りで追い上げが始まります!

そしてキャプテン前田義弘選手が力強く山を登り、11位まで戻ってきました。

鉄紺の意地をみせてくれましたね。

駅伝はみんなで走るもの。

それを体現してくれた往路でした。

でも正直、見て応援するしかない私たちは苦しかったですよね。

もちろん選手たちのほうが苦しいに決まっているけれど、諦めずにコツコツあがってきてくれて本当に良かったです。

東洋大学 箱根駅伝2023 6区 西村真周

6区、はじめての山下りをするのは西村真周選手。

往路11位の東洋大はトップの駒澤大学から7分32秒、10位シード権とは1分27秒の差でスタートします。

西村真周選手、一時は区間2位の走りをしていました。

監督車がつけない区間、一年生が初箱根駅伝で6区を単独走をするという過酷な状況で大健闘です!

「差が少し広がっているぞ。あと20秒詰めろ」

と箱根駅伝デビューの1年生にも容赦なく酒井監督のドSな檄が飛びます!#ピッチ上げんかい

10位城西と1分01秒差につめ、やや平地では疲れましたが十分な走りでした。

区間13位(順位は変わらず11位)でタスキを渡します。

 

東洋大学 箱根駅伝2023 7区 佐藤真優

7区は3年生、佐藤真優選手。

いつもどおりお手本のようなきれいな走りでスタート。

でもこの区間を走るような選手ではない(往路を走ると思われている)ので、東洋大学の選手事情が苦しいのかなと思わせます。

苦しくなってもしっかり前だけを見て走る佐藤真優選手は、#粘りの走り !!

途中スピードが上がらず苦しそうでしたが区間15位(順位は12位)でタスキを渡します。

今回は当日変更で走れなかった 同級生・九嶋恵舜選手からの給水で力を再び!!!

東洋大学 箱根駅伝2023 8区 木本大地

8区は4年生、木本大地選手。

一時は2分近くあった10位との差をつめてきました!

順位を10位まで上げ区間賞を獲得。

(城西大学の宗像直輝選手と同タイムで二人が区間賞)

木本大地選手は去年もでしたが、タスキを渡してから止まれないくらいの勢いで駆け抜けるんですよね。

そして今回の笑顔でのタスキリレーも最高です。

木本大地選手は疲労骨折を7回(8回?)もして選手生活がうまく送れていませんでした。

昨年の箱根駅伝は4区を任されるも区間18位と振るわず、悔しい思いをしてきたのです。

木本大地選手の学年は、3大駅伝で誰も区間賞を取っていなかったのですが、木本大地選手が見事区間賞をとることができました。

もう#永遠の秘密兵器じゃなくなりましたね。

 

右腕に「恩返し」東洋大・木本大地区間賞 左腕には「その1秒をけずりだせ」レース直前に同級生の長尾大輝マネジャーに書いてもらった

アームウォーマーの下には「恩返し」と書いてあったんですね!

思いを込めるこの文字を見るのが楽しみであり、覚悟を思うと涙腺が緩みます。

 

木本大地選手は卒業後はセキノ興産で競技を続けます。

ニューイヤー駅伝で活躍する日が来ることを期待してしまいますね。

東洋大学 箱根駅伝2023 9区 梅崎蓮

9区は2年生の梅崎蓮選手。

中継所から飛び出すと軽快に足を運び、区間4位の走りで順位を9位に押し上げていきました

11位から10位に上がるときには追い越す選手を振り向くことなく、前だけを見て走り抜ける姿がこっこいい!

さすが、#男梅ザキですね!!

長い距離に適性があると言われている梅崎蓮選手、走り方が相澤晃選手に似ているような感じがするのは私だけでしょうか。

腕には「その一秒を削り出せ」と「雪に耐えて梅崎麗しby隼」

「雪に耐えて梅花麗し」(雪の寒さに耐えてこそ梅の花は美しく咲くの意)とかけているのですね!

これを書いてくれた4年生の古川隼選手は教養あふれる味のある先輩ですね〜。

東洋大学 箱根駅伝2023 10区 清野太雅

前回大会に続き10区を任されたのは、4年生・清野太雅選手。#清野ワープ

と言われる「気がつけば順位を上げている」というのを期待される選手です。

「10区には清野がいる。清野ならやってくれる!」

ここまでの選手たちが苦しみながら上げてきた順位を守らなければならないという重圧は大変なものだと思います。

右腕に「みんなの想いを胸に」と書いてあります。

誰に書いてもらったんだろう?

清野太雅選手は城西大学と9位と10位を行き来しますが、どちらも後からくる東京国際大学に抜かされるわけにはいきません。

区間9位総合順位10位でシード権を得て、走り終えました。

清野太雅選手は中国電力で競技を続けます。

ニューイヤー駅伝で走ることを心待ちにしています。

東洋大学の10区を走り続けてくれてありがとう、おつかれさまでした!

東洋大学 第99回箱根駅伝 総合10位。

全区間を通じて東洋大学にはとても厳しい箱根駅伝99回大会でした。

酒井俊幸監督はこう語っています。

苦しい二日間だった。
初めて最後尾の景色を見て、二度と味わいたくないと思った。
何とか18年連続のシード権は確保できたが、そこからちぐはぐな駅伝が続いてしまった。
今まで指揮を執った中で、コンディションの面で一番苦労したシーズンだった。
12月までは部内でもコロナの感染者がほとんど発生しなかったが、最後12月に入ってからはコロナやインフルエンザに加えて、疲労骨折も出た。
10人のエントリーを無難に選んだこともあって、ちぐはぐなオーダーになってしまったかなという反省点はある。

万全の体制で臨むことがいかに難しいかということがわかります。

苦しいながらシード権を18年連続守りきった選手の皆さん、スタッフ、全ての関係者の皆さんお疲れさまでした。

そして来年も出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝への出場権をとることができて、とてもうれしいです。

すでに次へのスタートをしていることと思いますが、一区切りついたところで心の荷物をおろしてゆっくりしてもらいたいですね。

新チームも楽しみにしています。

東洋大学いつも頑張る姿を見せてくれてありがとうございます!

第99回箱根駅伝 東洋大学総合10位。

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