パリオリンピック（2024）のマラソン代表を決めるのがMGC。
MGCとはマラソングランドチャンピオンシップの略で、2023年秋に行われる予定のオリンピックマラソンの代表を決めるレースです。
このMGCに出場するためには条件があり、条件をクリアした選手のみ出場できます。
ここでは簡単な説明と出場権を獲得した選手について紹介します。
随時更新
MGC出場権選手は？ファイナルチャレンジ指定大会は？ パリ五輪2024
パリオリンピック マラソン日本代表選手選考のためのMGCファイナルチャレンジ指定大会が決定しました。
MGC ファイナルチャレンジ設定記録設定記録
男子は2時間5分50秒
女子は2時間21分41秒
該当する選手がいない場合は、MGC3 位の選手が、パリオリンピック日本代表に内定となります。
男子
福岡国際マラソン2023 2023年12月3日
大阪マラソン 2024 2024年2月25日
東京マラソン 2024 2024年3月3日
女子
第43回大阪国際女子マラソン大会 2024年1月28日
名古屋ウィメンズマラソン 2024 2024年3月10日
MGC出場権獲得者 男子
それぞれの大会で決定した選手です。
2023年3月10日現在、男子MGCファイナリストの出身がが一番多い学校は、駒沢大学です。
青山学院大学 6名
東洋大学 5名
順天堂大学 5名
明治大学 4名
帝京大学、東京農業大学、早稲田大学、日本体育大学が各3名
となっています。
第75回福岡国際マラソン選手権大会
| 選手名 | 所属 | 大会順位（タイム） | 自己ベスト |
| 細谷恭平 | 黒崎播磨（中央学院大） | 日本人1位（2:08:16） | 2:06:35 |
| 大塚祥平 | 九電工（駒沢大学） | 日本人2位（2:08:33） | 2:07:38 |
| 髙久 龍 | ヤクルト（東洋大学） | 日本人3位（2:08:38） | 2:06:45 |
| 上門大祐 | 大塚製薬（京都産業大学） | 日本人4位（2:08:56） | 2:06:54 |
第52回防府読売マラソン
| 選手名 | 所属 | 大会順位（タイム） | 自己ベスト |
| 神野大地 | セルソース（青山学院大学） | 日本人1位（2:09:34） | 2:09:34 |
第70回記念別府大分毎日マラソン大会
| 選手名 | 所属 | 大会順位（タイム） | 自己ベスト |
| 西山雄介 | トヨタ自動車（東洋大学） | 1位（2:07:47） | 2:07:47 |
| 鎧坂哲哉 | 旭化成（明治大学） | 2位（2:07:55） | 2:07:55 |
| 藤曲寛人 | トヨタ自動車九州（順天堂大） | 3位（2:08:20） | 2:08:20 |
| 古賀淳紫 | 安川電機（鳥栖工業高） | 4位（2:08:30） | 2:08:30 |
| 相葉直紀 | 中電工（広島大学） | 5位（2:08:44） | 2:08:44 |
| 中西亮貴 | トーエネック（駒沢大学） | 6位（2:08:51） | 2:08:51 |
第10回大阪マラソン・第77回びわ湖毎日マラソン統合大会
| 選手名 | 所属 | 大会順位（タイム） | 自己ベスト |
| 星 岳 | コニカミノルタ（帝京大学） | 1位（2:07:31） | 2:07:31 |
| 山下一貴 | 三菱重工（駒沢大学） | 2位（2:07:42） | 2:07:42 |
| 浦野雄平 | 富士通（國學院大學） | 3位（2:07:52） | 2:07:52 |
| 丸山文裕 | 旭化成（大分東明高） | 4位（2:07:55） | 2:07:55 |
| 岡本直己 | 中国電力（明治大学） | 5位（2:08:04） | 2:08:04 |
| 今井正人 | トヨタ自動車九州（順天堂大学） | 6位（2:08:12） | 2:07:39 |
| 川内優輝 | AD損保（学習院大学） | 9位（2:08:49） | 2:07:27 |
★川内優輝選手はワイルドカードワイルドカード（対象2レース平均2時間10分以内）で出場権獲得
東京マラソン2021（2022）
| 選手名 | 所属 | 大会順位（タイム） | 自己ベスト |
| 鈴木健吾 | 富士通（神奈川大学） | 日本人1位（2:05:28） | 2:04:56 |
| 其田健也 | JR東日本（駒沢大学） | 日本人2位（2:07:23） | 2:07:23 |
| 湯沢 舜 | SGホールディングス（東海大学） | 日本人3位（2:07:31） | 2:07:31 |
| 聞谷賢人 | トヨタ紡織（順天堂大学） | 日本人4位（2:07:55） | 2:07:26 |
| 土方英和 | Honda（國學院大學） | 日本人5位（2:08:02） | 2:06:26 |
| 佐藤悠基 | SGホールディングス（東海大学） | 日本人6位（2:08:17） | 2:08:17 |
| 定方俊樹 | 三菱重工（東洋大学） | 日本人18位（2:08:33） | 2:07:05 |
| 田口雅也 | Honda（東洋大学） | 日本人25位（2:09:27） | 2:09:27 |
★定方俊樹選手と田口雅也選手はワイルドカード（対象2レース平均2時間10分以内）で出場権獲得
JMC（ジャパンマラソンチャンピオンシリーズ）2021
2020年12月～2022年3月の対象大会の結果ポイントで決まるJMCが始まり、初回チャンピオンは鈴木健吾選手（富士通）となりました。
JMCで8位以内に入るとパリオリンピック選考会MGCへの出場権が得られます。
今回決まった選手は以下の通りです。
| 選手名 | 所属 | 大会順位（タイム） | 自己ベスト |
| 吉田祐也 | GMO（青山学院大学） | JMC5位 | 2:07:05 |
| 井上大仁 | 三菱重工（山梨学院大学） | JMC7位 | 2:06:47 |
吉田祐也選手 総合ポイント 2527pt（1354pt＋1173pt）
井上大仁選手 総合ポイント 2513pt（1295pt＋1218pt）
オタワマラソン
| 選手名 | 所属 | 大会順位（タイム） | 自己ベスト |
| 下田裕太 | GMO（青山学院大学） | 3位（2:09:50） | 2:07:27 |
※ワイルドカード
北海道マラソン2022
| 選手名 | 所属 | 大会順位（タイム） | 自己ベスト |
| 柏優吾 | 東洋大学 | 日本人1位（2:11:41） | 2:08:11 |
| 青木優 | Kao（東京農業大学） | 日本人2位（2:11:44） | 2:07:40 |
| 松本稜 | トヨタ自動車（高知工業高） | 日本人3位（2:11:51） | 2:10:32 |
| 山口武 | 西鉄（日本体育大学） | 日本人4位（2:11:55） | 2:09:56 |
ベルリンマラソン2022
| 選手名 | 所属 | 大会順位（タイム） | 自己ベスト |
| 丸山竜也 | トヨタ自動車（専修大学） | 8位（2:07:50） | 2:07:50 |
| 武田凜太郎 | ヤクルト（早稲田大学） | 13位（2:10:18） | 2:08:48 |
※ワイルドカード
第53回防府読売マラソン大会
| 選手名 | 所属 | 大会順位（タイム） | 自己ベスト |
| 中村祐紀 | 住友電工（青山学院大学） | 日本人1位（2:08:29） | 2:08:29 |
| 山本翔馬 | NTT西日本（大東文化大学） | 日本人2位（2:08:52） | 2:08:52 |
| 橋本崚 | GMO（青山学院大学） | 日本人3位（2:09:12） | 2:09:12 |
福岡国際マラソン2022
| 選手名 | 所属 | 大会順位（タイム） | 自己ベスト |
| 秋山清仁 | 愛知製鋼（日本体育大学） | 日本人1位（2:08:43） | 2:08:43 |
| 赤﨑暁 | 九電工（拓殖大学） | 日本人2位（2:09:01） | 2:09:01 |
| 大石港与 | トヨタ自動車（中央大学） | 日本人3位（2:09:08） | 2:08:52 |
| 久保和馬 | 西鉄（山梨学院大学） | 日本人4位（2:09:19） | 2:08:48 |
※久保和馬選手はワイルドカード
第71回別府大分毎日マラソン大会
| 選手名 | 所属 | 大会順位（タイム） | 自己ベスト |
| 市山翼 | 小森コーポレーション（中央学院大） | 日本人1位（2:07:44） | 2:07:41 |
| 横田俊吾 | 青山学院大学 | 日本人2位（2:07:47） | 2:07:47 |
| 木村慎 | Honda（明治大学） | 日本人4位（2:07:55） | 2:07:20 |
| 小山司 | SUBARU（帝京大学） | 日本人5位（2:08:00） | 2:08:00 |
| 作田直也 | JR東日本（順天堂大学） | 日本人8位（2:09:06） | 2:08:21 |
| 村本一樹 | 住友電工（兵庫県立大学） | 日本人11位（2:09:41） | 2:07:36 |
※作田直也選手、村本一樹選手はワイルドカード
大阪マラソン2023
| 選手名 | 所属 | 大会順位（タイム） | 自己ベスト |
| 西山和弥 | トヨタ自動車（東洋大学） | 日本人1位（2:06:45） | 2:06:45 |
| 池田耀平 | Ｋａｏ（日本体育大学） | 日本人2位（2:06:53） | 2:06:53 |
| 吉岡幸輝 | 中央発條（順天堂大学） | 日本人5位（2:07:28） | 2:07:28 |
| 作田将希 | JR東日本（創価大学） | 日本人7位（2:07:49） | 2:07:42 |
| 土井大輔 | 黒崎播磨（法政大学） | 日本人8位（2:07:55） | 2:07:55 |
| 小山裕太 | トーエネック（駒沢大学） | 日本人9位（2:07:57） | 2:07:57 |
| 畔上和弥 | トヨタ自動車（帝京大学） | 日本人14位（2:08:29） | 2:08:29 |
| 河合代二 | トーエネック（麗澤大学） | 日本人16位（2:08:32） | 2:08:31 |
| 大六野秀畝 | 旭化成（明治大学） | 日本人19位（2:09:26） | 2:07:12 |
※作田将希選手、土井大輔選手、小山裕太選手、畔上和弥選手、河合代二選手、大六野秀畝選手はワイルドカード
東京マラソン2023
| 選手名 | 所属 | 大会順位（タイム） | 自己ベスト |
| 大迫傑 | ナイキ（早稲田大学） | 日本3位（2:06:13） | |
| 小山直城 | HONDA（東京農業大学） | 日本人15位（2:08:12） | |
| 二岡康平 | 九電工（駒沢大学） | 日本人17位（2:09:21） | |
| 高田康暉 | 住友電工（早稲田大学） | 日本人20位（2:09:58） | |
| 富安央 | 愛三工業（日本体育大学） | 日本人28位（2:11:08） |
※二岡康平選手、高田康暉選手、富安央選手はワイルドカード
ＭＧＣ出場権獲得者 女子
第41回大阪国際女子マラソン大会
| 選手名 | 所属 | 大会順位（タイム） | 自己ベスト |
| 松田瑞生 | ダイハツ | 1位（2:20:52） | 2:20:52 |
| 上杉真穂 | スターツ | 2位（2:22:29） | 2:22:29 |
| 松下菜摘 | 天満屋 | 3位（2:23:05） | 2:23:05 |
| 谷本観月 | 天満屋 | 4位（2:23:11） | 2:23:11 |
| 阿部有香里 | しまむら | 5位（2:24:02） | 2:24:02 |
| 佐藤早也伽 | 積水化学 | 6位（2:24:47） | 2:23:27 |
東京マラソン2021（2022）
| 選手名 | 所属 | 大会順位（タイム） | 自己ベスト |
| 一山麻緒 | ワコール | 日本人1位（2:21:02） | 2:20:29 |
| 新谷仁美 | 積水化学 | 日本人2位（2:21:17） | 2:21:17 |
| 森田香織 | パナソニック | 日本人3位（2:27:38） | 2:27:38 |
名古屋ウィメンズマラソン2022
| 選手名 | 所属 | 大会順位（タイム） | 自己ベスト |
| 安藤友香 | ワコール | 日本人1位（2:22:22） | 2:21:36 |
| 細田あい | エディオン | 日本人2位（2:24:26） | 2:24:26 |
| 鈴木優花 | 大東文化大学 | 日本人3位（2:25:02） | 2:25:02 |
| 福良郁美 | 大塚製薬 | 日本人4位（2:25:15） | 2:25:15 |
| 太田琴菜 | 日本郵政グループ | 日本人5位（2:25:56） | 2:25:56 |
| 竹本香奈子 | ダイハツ | 日本人6位（2:26:23） | 2:26:23 |
| 岩出玲亜 | 千葉陸協 | 日本人8位（2:27:03） | 2:23:52 |
| 川内理江 | 大塚製薬 | 日本人10位（2:27:52） | 2:25:35 |
★岩出玲亜選手と川内理江選手は、ワイルドカード（対象2レース平均2時間27分以内）で出場権獲得
JMC（ジャパンマラソンチャンピオンシリーズ）2021
| 選手名 | 所属 | 大会順位（タイム） | 自己ベスト |
| 和久夢来 | ユニバーサルエンターテインメント | JMC8位 | 2:26:30 |
和久夢来選手 総合ポイント 2362pt（1202pt＋1160pt）
北海道マラソン2022
| 選手名 | 所属 | 大会順位（タイム） | 自己ベスト |
| 山口遥 | AC･KITA | 日本人1位（2:29:52） | 2:26:35 |
ベルリンマラソン2022
| 選手名 | 所属 | 大会順位（タイム） | 自己ベスト |
| 加世田梨花 | ダイハツ | 7位（2:21:55） | 2:21:55 |
| 鈴木亜由子 | JP日本郵政G | 8位（2:22:02） | 2:22:02 |
| 大西ひかり | JP日本郵政G | 19位（2:25:54） | 2:25:54 |
※全員ワイルドカード
第42回大阪国際女子マラソン大会
| 選手名 | 所属 | 大会順位（タイム） | 自己ベスト |
| 吉川侑美 | ユニクロ | 日本人3位（2:25:20） | 2:25:20 |
| 前田彩里 | ダイハツ | 日本人4位（2:25:24） | 2:22:48 |
| 池田千晴 | 日立 | 日本人5位（2:25:59） | 2:25:59 |
| 大東優奈 | 天満屋 | 日本人6位（2:26:09） | 2:26:09 |
大阪マラソン2023
| 選手名 | 所属 | 大会順位（タイム） | 自己ベスト |
| 渡邉桃子 | 天満屋 | 日本人1位（2:23:08） | 2:23:08 |
| 西田美咲 | エディオン | 日本人2位（2:25:51） | 2:25:51 |
名古屋ウイメンズマラソン2023
| 選手名 | 所属 | 大会順位（タイム） | 自己ベスト |
| 前田穂南 | 天満屋 | 日本人2位（2:22:32） | 2:22:32 |
ＭＧＣ出場権獲得条件とは？
以下のように男女で対象となる大会が決まっています。
■MGC進出条件
男子
G1：1～3位＋2時間10分以内、4～6位＋2時間9分以内
G2：1位＋2時間10分以内、2位～6位＋2時間9分以内
記録（1本）：JMC加盟大会および対象国際大会2時間8分以内
記録（2本）：JMC加盟大会および対象国際大会2時間10分以内
シリーズ1・2 各ランキング上位8名女子
G1：1～3位は2時間28分00秒、4～6位は2時間27分以内
G2：1位＋2時間28分以内、2位～6位＋2時間27分以内
記録（1本）：JMC加盟大会および対象国際大会2時間24分以内
記録（2本）：JMC加盟大会および対象国際大会2時間28分以内
シリーズ1・2 各ランキング上位8名共通国際大会：2022オレゴン世界選手権8位以内、2022杭州アジア大会3位以内
G1、G2とは？
大会のグレードが決められていて、最高はグレードS、ついでグレード１，２，３となります。
ワイルドカードとは？
大会やシリーズごとに出場条件が決められています。
例えば、２つの大会での合計タイムの平均が設定されたタイム以内、指定された大会で決められた順位以内などの条件を満たせば出場決定など。
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指定大会は？
男子
- G1:第75回福岡国際マラソン選手権大会
- G1:第70回別府大分毎日マラソン
- G1:第10回大阪マラソン・77回びわ湖毎日マラソン統合大会
- G1:東京マラソン2021
- G2:第52回防府読売マラソン大会
女子
- G1:第41回大阪国際女子マラソン大会
- G1:東京マラソン2021
- G1:名古屋ウィメンズマラソン2022
- G2:第10回大阪マラソン・77回びわ湖毎日マラソン統合大会
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