宇野昌磨とランビエールコーチの絆 月刊ハラスポ 【見逃し配信なし】箱根駅伝 青山学院大学歴史的圧勝を支えたコトバの力!原晋監督の徹底解説も。

青山学院大学の原晋監督監修のスポーツ応援番組「原スポ」

宇野昌磨(うのしょうま)選手に北京オリンピック直前独占インタビューをしています。

ランビエールコーチとの絆についても苦悩とともに語ってくれました。

そして後半は

箱根駅伝2022を終えて、圧倒的な強さを見せた青山学院大学の監督のコトバの力を監督本人が徹底解説

(見逃し配信がない理由は、特集で有料画像を多用しているためだそうです。テレビも大変ですね)

宇野昌磨 ランビエールコーチとの絆

宇野昌磨選手は、2021年12月の全日本選手権で2位となり、北京オリンピック代表決定しました。

その宇野昌磨選手にハラスポで単独インタビュー。

もうスケートを引退しようかと思った、平昌オリンピック銀メダル後の苦悩の日々。

進むべき道を見失った宇野昌磨選手を救ったのは、ステファン・ランビエールコーチだった。

「コーチに喜んでもらえるような演技をしたい」

世界一を目指す宇野昌磨選手のコトバを紹介します。

宇野昌磨 スケートを始めたころ

宇野昌磨選手の小さい頃の映像を見て

「すでに体幹ができている」

「すでに風格がある」

と原晋監督の見立て。

泣いているのもかわいらしい。

大須スケートリンクで宇野昌磨選手のことを知っている人にインタビューすると、スケート教室に来始めてすぐに、難しい止まり方をしてみせてくれて、滑り始めた頃からスケート選手の才能を見せていたと言います。

その頃から「オリンピックに出て金メダルを取る」と言っていた宇野昌磨選手。

オリンピックという大会を目標にする大物ぶりが、すでにありました!

宇野昌磨 ステファン・ランビエールコーチの秘策

宇野昌磨選手のための史上最高難度の演技構成!

4種類の4回転ジャンプを5回飛ぶ演技構成で金メダルを狙う。

金メダルを狙うためには、高難度ジャンプが絶対に必要。

フリー曲「ボレロ」はとても体力を使うプログラムだと宇野昌磨選手。

 

「止まって動いて、止まって動いてのエネルギッシュなプログラム。
異常なほど体力を必要として、一つ一つの動きがダイナミック。
最初から最後まで、そんなに動くかという構成になっている。
このプログラムは僕に合うように振り付けをしてくれたもの、僕に必要なのはどう表現するかではなく自分らしさを全力でぶつけること。
体力をつけて100%にどれだけ近づけるか必要になってくる」

 

ステファン・ランビエールコーチは

「昌磨のスケートにとてもマッチしているから、このボレロのプログラムが大好きです」

「この曲のリズムと情熱をうまく表現してくれている、もっともっと見ていたい」

とにこやかに語ります。

NHK杯で自己ベストを更新して優勝

2021年のNHK杯で自己ベストを更新して優勝した宇野昌磨選手。

ステファン・ランビエールコーチは

「ボレロは複雑なステップがたくさんあって難しい。不安があったと思います。でも私は昌磨を信頼していたので見守りました。

北京オリンピックまでまだまだ頑張らないといけないが、情熱があれば素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれると信じてます。」

 

師弟関係は2019年秋から

2019年秋、師弟関係を結んだ。

その時宇野昌磨選手は、純粋にスケートを楽しむことができず、自分へのプレッシャーに不安な日々を過ごし、

成績を落としてはいけないという焦りを感じていた。

普段はどこにでもいる内気でおとなしい普通の子だが、スケートのことになると笑顔で、周りを明るくしてきた。

だが、スランプでその笑顔が消えてしまった。

 

平昌オリンピックではいままでのスケート人生で頂点の場面。

これまでは気負いなく挑み、銀メダルを獲得してきた。

だがその翌年、コーチなしでシーズンを戦うことを選び、スケートを始めたときからの山田満知子コーチ、樋口美穂子コーチのもとを離れることに。

さらなる飛躍のために環境を変えたのだが、うまく行かなかった。

銀メダルをとってからオリンピックでの銀メダルがどれだけ大きかったか知ることになり、成績を下げてはいけないというプレッシャーからどんどん上手く行かなくなった。
スケートを引退したほうがいいのかと思った

その時手を差し伸べたのが、ステファン・ランビエールコーチだった。

ランビエールコーチは

「昌磨は五輪チャンピオンになれる可能性を秘めている。彼はフィギュアスケートの歴史で最高のスケーターのひとりです」

「あのときの昌磨のパフォーマンスを見て悲しくなりました。昌磨は目指すべき目標を見失っていました。迷っているようにも見えました」

と語っている。

 

ステファンコーチを選んだのは、シーズン中の移籍を受け入れてくれたこと、残りのスケート人生を楽しみたいと思ったから。
コーチでありながら、コーチと友達の間で、一緒に歩いてくれる

宇野昌磨 世界一になるために

「世界一になるためには何が必要だと思う?」とステファンコーチに聞かれた。

躊躇なく

「ジャンプ」と答えた宇野昌磨選手。

「僕のできる限界の構成をやりたい」

その日から4回転ジャンプ5本の超高難度のプログラムの練習を始めた。

見失いかけていた目標をランビエールコーチから授かった宇野昌磨選手には、スケートを楽しんでいた頃の目の輝きが戻っていた。

 

2019年全日本選手権 復活の優勝

コーチが見守る中、もうひとりではない宇野昌磨選手。

羽生結弦選手をおさえ復活の優勝、笑顔が戻った

宇野昌磨選手とステファン・ランビエールコーチが一歩、北京オリンピックへ踏み出した瞬間だった。

「私達が一緒に歩み始め平穏な日々を送るなかで、昌磨は自分自身を信じるようになってくれた。

自分の能力を信じひたすら練習しました。

多くの時間を費やしましたが、それが一番の目標であり、結果はついてきたと思います。」

 

僕は自分の中で考えて練習をして、自分の中で結論を出してスケートをやってきたので、こうしなさいああしなさいというのを取り入れない。

ステファンコーチは、必ず僕が戻ってくることを信じてくれていた。
スケートに対する本気を信じてくれて、見守ってくれていた。

2021 全日本選手権では

2021 全日本選手権はオリンピック代表がかかる大事な試合だが、宇野昌磨選手は右足首をいためていた。

負担のかかる4回転フリップを飛ぶか迷っていたが、ランビエールコーチから

「サルコーでもフリップでもいい。君ならできるよ」

という言葉をもらい迷いを振り切った。

5本の4回転、ループ、サルコー、フリップ成功、トーループ転倒、トーループと万全ではなかったがすべてを出し切り代表の座を射止めた。

 

「彼の魅力は誰かの注意を引こうとはせず演技もしない、ただ存在している。偽りがなく自然な魅力があるのです。彼の存在が好きな人を引きつけるのです」

僕は自分は演技をしていない、なにかになりきって演技をしていない。曲にストーリーを描いたこともない。
ただ、今感じた曲、感情を毎日ぶつけ続ける、そういうことをステファンコーチが言いたいことだと思う。

 

 

宇野昌磨 コーチと固い絆で金メダルをめざす

どん底にいた宇野昌磨を再び輝かせたステファン・ランビエールコーチと、固い絆で金メダルをめざす。

僕はステファンに喜んでもらえる演技をしたい。
北京オリンピックでスケート人生を終えるつもりはないのでもっと先を見据えてトップに立ちたい、そういった選手になれるような練習をつづけている。

北京オリンピックではそのときにできる自分の実力をすべて発揮して、出た結果を受け止めたい

まだまだ成長したいと思っています

ステファン・ランビエールコーチの指導スタイル

原晋監督が宇野昌磨選手とランビエールコーチについて

宇野昌磨選手は大きな存在、ステファンコーチを信頼していると思います。

ステファンコーチも宇野昌磨選手の性格や強みをうまく引き出していますね。

指導スタイルには

君臨型、リーダーが支配して引っ張っていく

サーヴァント(支援)型、お互い寄り添って歩んでいく

というのがあるそうです。

二人はサーヴァント型であり、理想型だと原晋監督。

 

「宇野昌磨選手自身が輝いて輝いて輝きっぱなし、演じたスケートではなく素の宇野昌磨、そこに我々ファンは魅了されている。

苦労した中にいいものを見つけてステファンコーチという、一緒に歩いてくれる人を見つけた」

と、二人の魅力を原晋監督が語ります。

 

そして

「大人のエロティックな魅力にある顔、自身に満ち溢れた愛される顔つき」

と、宇野昌磨選手の新たな魅力を発見していました。

 

自信を取り戻した宇野昌磨選手の活躍が楽しみですね。

見逃し配信は今回ないそうですが、番組YouTubeでは動画を公開しています。

 

ステファン・ランビエールコーチの元に集まる選手はみんな個性的で、それぞれのスタイルを確立していくように見えます。

自炊したり一緒に生活しているのかなと思うと、そんな様子も覗き見したいなと思います。

私は普段は陸上について書いていますが、実はフィギュアスケートも録画を欠かさない程度ですが好きなんですよ。

(ステファン・ランビエール、ジョニー・ウィアーが好き)

 

青山学院大学 箱根駅伝2022 総合優勝

箱根駅伝での監督車からの声掛けは、それぞれの監督によって特徴があり箱根駅伝ファンには重要な聴きどころでもあります。

その声かけに監督自ら解説。

どんなコトバで選手たちは力をもらったのか?

またどんな気持ちで声をかけたのか注目です。

 

声掛けは勝負に影響があるのか?

学生三大駅伝のなかで箱根駅伝だけが、唯一選手の後ろについて選手とともに戦えるのです。

監督車の監督から声をかけられたらどれだけ心強いでしょう。

箱根駅伝2022で圧倒的優勝を果たし、パワフル大作戦成功の原監督のコトバに注目です。

原晋監督のコトバを徹底検証

 

監督が乗っている運営管理車とは? なにをするの? 声かけとは?

運営管理車は監督車とも呼ばれます。

各大学に1台、監督と審判員、主務、その他チーム関係者が乗ることができます。

 

監督からの声かけは、区間ごとに決められたポイントがあり、1分間と決められています。

原晋監督は自分で時計で測りながら1分まできちっとしゃべるそうです。

一般的には後ろとの差など、レース状況を伝えます。

ですが原監督は一味違います。

順番にチェックしていきましょう。

 

飯田貴之 4区には「必殺モチベアップワード」

終盤疲れ始めた飯田貴之選手を奮い立たせるために、原監督は

「祐也とほぼ変わんないよ 28分53秒」

先輩であり、4区区間記録を持つ吉田祐也選手(現・GMO)の名前を出し

「吉田祐也の記録抜けるから」

とさらに鼓舞します。

その意図は4年生なので「チームの歴史に名を残したい」という気持ちを引き出そうとしたそうです。

「4区といえば吉田ではなく俺だ」という気持ちでは知ってほしいとの願いからでした。

1位で受け取った第3中継所では、2位との差が12秒でしたが第4中継所でたすきを渡すときには1分37秒と差を広げる走りをした飯田貴之選手。

原晋監督のコトバは力になったようですね!

原晋監督の声掛け「ハッピーホルモンを出す方法」

「最後の箱根駅伝! 笑顔でタスキ渡そうよ!」

「いいよいいよ そうそうそう!」

「坂をたのしめ!」

と、各区間のこり5キロ地点でテンションを上げる声をかけをする原晋監督。

最初の声掛けは

「調子がいいよ〜、おちついてな〜」

とゆるい感じです。

駅伝はタスキをもらったばかりはテンション上がっててオーバーペースになりやすいので、原晋監督はあえて落ち着くような声掛けをするのです。

そして15km以降は興奮状態を持続させるために、高い声でリズムよく走れるよう、ドーパミンが出るような声掛けを心がけているとのこと。

箱根駅伝は監督が並走してくれるという、特別なレースなのでこういったことが選手の支えとなり記録につながっていくのですね。

 

原晋監督の手腕が光る「山登りを制すリスクマネジメント」

1年生の若林宏樹選手が5区を走った箱根駅伝2022。

「汗を拭いとけよ」との指示。

なぜ汗をふいておけよ、なのでしょうか。

5区は3km箱根湯本まで強い日差しが続くので汗をたくさんかきます。

その後の函嶺洞門以降は山を登り始めるので陽もささなくなり、一気に冷えてしまうのです。

かいた汗を拭いておくことでこの後、低体温症になるリスクを下げるとのこと。

そういう声をかけることもあるんですね。

細かいことまで気にしていることがわかります。

選手は走ることに専念できるよう、タイミングよく声をかけていることがわかりました。

 

これもリスクマネジメント?

4区で監督車内で原晋監督はなんと、アメを配り始めました。

とりあえず1位になったので落ち着こうと、ドライバー、マネージャー、審判員に監督自身が配っています。

冷静になっていきましょうということで、運営管理車の中も気持ちよく5時間過ごしたいとの気配り。

さすが元営業マンですね。

グミとサイダー味のアメは毎年用意するとのこと。

どこまでも気を配れることが、もしかしたら青山学院大学の強さなのでは? と秘密を一つ見ることが出来た感じです。

 

原晋監督の「調子判定の危機管理」

8区佐藤一世選手への声掛けは

「後半10km以降頑張っていくよ、大丈夫?」

「後ろ5分離れてるから、いいか? 大丈夫?……OK!」

と選手に反応を求めます。

選手の後ろから追いかけているので顔が見えないので、何度も確認をしているのです。

手の合図で選手が返答をするそうですが、その振り方で表情までわかるとか。

選手のことをきちんと把握してる監督ならではだと思うのですが、原晋監督はさらりと流していました。

心配するだけでなく、信頼もしているしよくわかっているんだなと思います。

 

どの監督も同じようにやっていると思いますが、こういうところも声掛けの見どころですし面白いところです。

それぞれの大学の監督と選手の関係性が見えるので、できるだけ声掛けはたくさん見せてほしいですよね。

「復活の呪文”スマイル”」

6区山下りの高橋勇輝選手。

走り出してから時計を何度も見ていておかしいと、解説で言われていました。

本人もペースが上がらないことがわかって、固くなっていたという原晋監督。

緊張や不安で体が固くなっていたところに

「スマイルスマイルスマイル〜! お前の就職先もスマイルだろ!」

と、卒業後は日本マクドナルドへ進む高橋優輝選手への声掛け。

「スマイル・スマイル!」

と繰り返す原監督は、堅苦しくなっている気持ちをほぐしたほうが走りが伸びると思って、楽しくなるような声掛けをしたつもりだそうです。

復活の呪文の効果で1位を守り、10区まで独走。

そして大会新記録で優勝したのです。

選手と監督は一心同体なんですね〜。

こういうところも箱根駅伝が魅力的な理由の一つだと思います。

\大学駅伝選手の卒業後進路はこちらから/

大学箱根駅伝 進路 2022年卒業【随時更新】実業団に進む選手や引退選手も。
10月1日、いよいよ大学陸上選手の進路情報が発表され始めました。 箱根駅伝ランナー以外にも長距離選手の進路を掲載します。 なるべく早くお伝えしたいため、仮情報や希望などもありますが、修正していきます。 (すべての選手ではありません。)...

 

監督車からの声掛け企画を求む

こういう企画、各大学でやってくれませんかね〜?

お金を払ってでも見たい内容だと思いませんか?

テレビでは見せきれない、楽しめる見どころだと思います。

原晋監督はサービス精神があり、青山学院大学陸上部をとても上手にプロデュースしているのでこういうこともやりやすいのでしょう。

どうか、他大学でもよろしくおねがいします!

最後に声優さんラブ

あと毎回、この原スポで楽しみなのは声優の石田彰さんがナレーションをしていること。

実はアニオタ? 声優オタ? 好きな声優さんが出るアニメや吹き替えはチェックしています。

推している声優さんの一人に石田彰さんがいるのですが、好きなジャンルの番組でナレーションをしてくれるなんて最高です。

これからも楽しみにしています。

(今回はいろんなオタク気質がバレる内容でした…w)

タイトルとURLをコピーしました