鈴木亜由子(すずきあゆこ)選手は名大卒業後、日本郵政に所属している陸上長距離選手。
かわいい上に頭もいいと評判の鈴木亜由子選手についてお伝えしていきます。
鈴木亜由子選手といえば、マラソンで東京オリンピック代表メンバーとして選出され、一躍有名人となりました。
マラソン種目の代表選出方法として今回採用されたマラソングランドチャンピオンシップ、通称MGCから上位2名を選出。
MGCファイナルチャレンジから1名、計3名を代表選手として選出する、という方式を採用。
鈴木亜由子選手はMGCで2位となり、オリンピック内定をきめました。
「そもそも鈴木亜由子ってどんな人?」「どのくらいの実力なの?」といった疑問を詳しく解説していこうと思います!
鈴木亜由子 日本郵政のプロフィールは?自己ベストは?
「鈴木亜由子って誰?」という方へ向けて、プロフィールをご紹介します。
以下、日本陸上競技連盟公式サイトより
生年月日
1991年10月08日生まれ
所属
日本郵政グループ
出身地
愛知県
出身校
豊城中(愛知)→時習館高(愛知)→名古屋大学
自己ベスト
5000m:15:08.29(2015.8 世界選手権 )
10000m:31:18.16(2016.5 ペイトン・ジョーダン招待陸上2016)
マラソン:2:28:32(2018.8 北海道マラソン2018)
主な代表歴
オリンピック(16リオ)
世界選手権(17ロンドン、15北京)
自己ベストタイムについて解説します。
5000m15分08秒29。
この記録は、分かりやすくリオ五輪の5000m記録と比較すると、11位レベル相当となります。
本来、鈴木亜由子選手は5000mを得意で、日本内に限定した記録では歴代10位のタイムをもっているのです。
凄まじいタイムですがオリンピックでメダルが取れるレベルか、と言われると少し厳しいものとなります。
世界陸上の5000mでメダルを取るためには、最低限「15分の壁」を越える事が必須条件だからです。
鈴木亜由子 マラソンのレベルは?
では、マラソンのタイムではどうでしょうか。
2時間28分32秒。
この記録をリオ五輪と比較してみると、10位レベル相当。
しかし、この2時間28分32秒というタイムは初マラソンで記録した数字なのです!
マラソンの技術に関してはまだまだ発展途上なので今後の練習によって、充分にメダルを狙うことのできる記録と言えるでしょう。
鈴木亜由子 MGCでオリンピック内定を決める!
マラソンの日本代表選手決定戦、MGCに参加することになった鈴木亜由子選手。
MGCが2度目のマラソン出場という不安要素はありますが、タイム的にはオリンピック内定はほぼ決まっているレベルです。
しかし、42.195kmを舐めてはいけません、何が起こるかわからないのがマラソンです。
では、レース内容を見ていきましょう。
2019年9月15日に開催される、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)数日前の下馬評では、鈴木が本命視されていた。
そのMGC本番では、号砲直後に一人飛び出した一山麻緒(ワコール)へ鈴木を含めた有力選手達がついていき、気温25度と暑さの中ハイペースな展開となる。
18Kmを過ぎると優勝争いは鈴木と前田穂南(天満屋)の二人に絞られたが、20Km付近で鈴木は前田についていけなくなり、それ以降の鈴木は2位の単独走に。
レース後半に入っても先頭の前田とは差が広がる一方で、さらに終盤の40Km以降で鈴木は大きくペースダウン、3位の小原怜が鈴木を猛迫する格好と成った。
それでも鈴木は4秒の僅差で小原を辛うじて振り切って、2時間29分2秒のタイムを記録し、2位でゴール。
これにより優勝の前田と共に、翌2020年東京オリンピック・女子マラソン日本代表にが内定選出された。
本人も会見で、「最後は足が動かない状態の中、何とか一歩ずつ進めるだけだった」と言っているように、40km地点から失速してしまったのが悔やまれますね。
マラソンではポジション取りや後続集団に巻き込まれるのを防ぐために、スタートと同時にスピードを出し、中距離走並みのペースで始める展開がよく見られます。
想像してみてください、2時間以上走り続けなくてはいけないのに、序盤でほぼ全力に近い力を出させられるのです。
ここに、給水や気温も含めると何が起こっても不思議じゃありませんよね?
実際に給水での転倒はよくあることですし、気温上昇などで脱水症状になる選手はたくさんいます。
MGCでは失速での2位となりましたが、オリンピックでは改善してメダルを取ってほしいですね!
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鈴木亜由子 クイーンズ駅伝5区区間賞の走りで日本郵政圧勝!大会新記録を樹立!
陸上と言えば人気のある駅伝。
鈴木亜由子選手も参加しているとの事ですので、その活躍を見ていきましょう。
実業団男子部門の駅伝と言えば、もちろんニューイヤー駅伝ですね!
一方、女子の花形の駅伝は、クイーンズ駅伝となってます。
鈴木亜由子選手は日本郵政の実業団選手として、クイーンズ駅伝の5区で出場し区間賞を達成しました。
さらに日本郵政が、総合タイムで大会新記録をたたき出したのです。
日本郵政は2014年に陸上実業団を設立し、翌年2015年に鈴木亜由子選手を迎えると、以降6年間でクイーンズ駅伝で3度優勝するという実力派の実業団へと成長しました。
鈴木亜由子選手が加入してからの急成長ですので、やはり彼女の存在は日本郵政の中でも大きいのでしょうね。
鈴木亜由子は、かわいいだけじゃない!名大での経験と頭いいといわれる理由は?
鈴木亜由子選手の実力を紹介してきましたが、ここで彼女の経歴について見ていきます。
出身校は豊城中から時習館高へ進学、そして名古屋大学と、まさに勉学のエリートといっていい程の学歴です。
豊城中では陸上部がなく、バスケットボール部に所属し時習館高、名古屋大学どちらも陸上部はありますが強豪校ではなく、勉学におもきを置いている超エリート校でとても陸上のオリンピック選手が歩んできた経歴とは思えません。
鈴木亜由子 名古屋大学に進んでどう変わった?
しかし、名古屋大学へ入るとその才能が開花します。
大学1年生時、第13回世界ジュニア陸上競技選手権大会で女子5000mで5位の入賞を果たすと、大学2年生時、3年生時の日本インカレの女子5000mで連覇優勝します。
これぞ未来のオリンピック選手!といえる結果ですね。
高校時代に頻繁に怪我していたことがあり、大学からは量より質の練習方法に変え、男子と共に練習していたといった工夫ががありました。
もし、強豪高校、強豪大学に入っていたら今の彼女はなかったかもしれません。
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鈴木亜由子 高性能なシューズは練習にもマラソンにも好影響!
そんな実力と明晰な頭脳を持つ彼女はどんなシューズを使っているのでしょうか。
練習用に多種多様なシューズを5足、マラソンの試合では「NIKIのズームシリーズ」を使っています。
MGCで実際に使っていたシューズは、「ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」。
このシューズは、足への負担を軽減する「厚底」と、スピードを出すために必要な「軽さ」を両立したものとなっています。
鈴木亜由子選手にぴったりのシューズですね!
値段は3万250円と少々高めですが、それで記録が出るなら安いもんです。
オリンピックでも、この「NIKIズームシリーズ」での活躍を期待しましょう。
鈴木亜由子 ツイッターやインスタは?
鈴木亜由子選手のツイッターアカウントは見当たりませんでした。
もし見つけたら追記します。
インスタグラムは、https://www.instagram.com/ayuko.suzuki_1008/
頻繁に更新する様子はありませんが、何か特別なことがあったら投稿してくれるかもしれませんね!