ニューイヤー駅伝2022に三回目の出場をするコモディイイダ駅伝部。
その特集がありました。
スーパーで働きながら走るといえば、ライバルのサンベルクスもありますね。
2022も2つのスーパー対決が楽しみです。
コモディイイダを取材した「裸のアスリート」の簡単な紹介などを書いています。
裸のアスリートⅡ 「ニューイヤー駅伝へ!雑草軍団の挑戦」の番組内容は?
2022年ニューイヤー駅伝に出場する、コモディイイダ。
初出場から3回目のニューイヤー駅伝です。
スーパーマーケットで働きながら走るランナーの様子と、それぞれの想いに密着した番組です。
走る場所を求めて集まった選手たち。
⏰12/26ひる12時〜📺#BSTBS『 #裸のアスリートⅡ』は
元日 #ニューイヤー駅伝 へ
雑草軍団 #コモディイイダ 駅伝部🏃スーパーマーケットで働きながら競技を続けている選手たち。様々な思いを秘めたランナー達がつなぐ夢へへのタスキ、日本一へその思いに迫ります‼️
ぜひ、ご覧ください✨ pic.twitter.com/fb47ZkoEYc
— 裸のアスリートⅡ【BS-TBS】 (@hadaka_athletes) December 22, 2021
コモディイイダ駅伝部の一日 通勤も朝練
コモディイイダの選手たちは寮を出ると走って職場に向かいます。
雨でも着替えを背負って、それぞれの職場へ。
10キロほど走る選手もいるようです。
出勤も練習のうち、時間を無駄にしないよう8時からはじまる勤務にあわせて走っていくのです。
その様子がとても楽しそうで、走ることが本当に好きな人達が集まっているんだなと思います。
コモディイイダでの仕事内容は? 心にいつもたすきがかかっている
実業団選手は一般的には事務職で、1日4時間程度のデスクワークをして陸上部の練習をしますが、コモディイイダの選手たちは1日6時間、立ち仕事をしています。
商品の陳列、在庫管理、魚をさばいたりパンを焼いたりと本当に普通にスーパーのしごとをするのです。
キャプテンの木田貴大選手は、在庫管理や商品発注、値引きまでと重要な仕事をしています。
その仕事ぶりはすでにベテラン!
そして駅伝のためにチームが一つになっているといいます。
「心にはいつもたすきがかかっている。全ては駅伝のためにある」
木田選手の言葉、素敵ですね。
心にいつもたすきが…
コモディイイダ駅伝部の選手とは?
コモディイイダは、有名な大企業の陸上部とは違うところがあります。
大学まで無名な選手が、走る場を求めてやってくるのです。
エリートが集まる実業団には求められなかった選手だって走りたい、走れる。
「上場企業と雑草軍団が戦う」
ニューイヤー駅伝では、日本を代表する名だたる企業と戦います。
創部45年目にニューイヤー駅伝2020に初出場を果たしたコモディイイダの順位は35位でしたが、初出場という大きな一歩を踏み出しました。
コモディイイダ駅伝部の午後練習
午後3時過ぎ、仕事を終えて寮に戻りまた走って練習場に向かいます。
常に走って移動することも練習になっているのです。
この日はマラソンランナー川内優輝選手が練習に飛び入り参加していました。
コモディイイダ陸上部は、練習には誰でも自由に参加できます。
いろいろな選手が参加されているので、YouTubeも見てみてくださいね。
コモディイイダの選手は自炊! 生活は自由!
コモディイイダの選手たちが生活する寮では、食事は各自で用意します。
食費なども自己負担、陸上部以外の寮で暮らす社員と変わりありません。
え、陸上部なのに? きつそう…と思ってしまいますが、その環境に選手たちは満足しています。
大変だけど苦にならない! 陸上>生活ってことですね。
いい雰囲気の環境、明るいうちに走れること、上下関係がなく刺激しあえるなど、走る場を求めてきた選手たちにとっては十分なようですね。
いい環境とはひとそれぞれなので、ここで気持ちよく選手活動ができることが、彼らの幸せなんだとよくわかりました。
コモディイイダの選手たち
キャプテン木田貴大は東洋大学出身。
エリートが集まる大学では箱根駅伝は走れなかった。
が、コモディイイダに誘われて入社。
もし声がかからなかったら、陸上はやっていなかっただろうという。
(声をかけられてよかった〜東洋大学で培ったものがきっと役立っていますね)
黒田雄紀は國學院大學陸上サークルから入部
大学では実績がない選手でも入社することができるのもコモディイイダ。
(入部条件がないということではありません。タイムや人柄も考慮されています)
國學院大學の陸上サークルからコモディイイダに入社した黒田雄紀選手は、ニューイヤー駅伝に出場し、重要なメンバーとなるほど成長したのです。
そもそも「サークル」なので、陸上部や駅伝部のような厳しい練習や合宿もたぶんなかったと思います。
それでも陸上を続けて挑戦したいという気持ちでここまできました!
まさにたたきあげです。
戦力外からの復活、ベナード・キマニ
ベナードキマニ選手は、実業団のヤクルトで活躍していたが、戦力外となってしまった。
会沢監督に声をかけ、日本で走りたいと希望しコモディイイダにやってきた。
走ることを続けられて感謝しているという。
キマニ選手チームに貢献していますよね、慣れない日本での仕事も大変だけど楽しそうにも見えます。
松村陣之助は走る意味を見失っていたが…
松村陣之助選手はチームのエース。
城西大学から箱根駅伝に3回出場した、コモディイイダのエース、エリートランナーだ。
そんな松村陣之助選手は、チームメイトからの信頼も厚い。
だが2019年JFEスチールから移籍してきて、練習状況や自炊生活などに驚いた。
前チームでは支給されていたシューズも自分で買わなければならない。
だが、陸上に向き合うことができず練習をサボっていた時に、コモディイイダの選手を見て、走ることへの情熱を取り戻し今に至る。
現在はチームに愛着があり、結果も出ている。
チームメイトから頼られていることにもこたえたい。
この試合は見に行ったのですが、小柄な松村陣之助選手がとても大きく見えました!
自分にあったチームに所属することはとても大切なことなのですね。
番組では紹介されていませんが、稲田翔威は…
稲田翔威選手はニューイヤー駅伝を走る夢を求めてコモディイイダへ来ました。
順天堂大学で箱根駅伝を走りましたが、コトブキヤという企業へ入社、ひとりだけの陸上部。
駅伝は走れませんよね。
夢を諦めきれずに移籍してきたのです。
新戦力として活躍が期待されます!
会沢陽之助監督の思い
少しでも選手たちの負担が減るように、会沢陽之助監督も店頭で仕事を手伝う。
過去には選手たちは、フルタイム勤務で暗くなってからの練習だった。
だがこのままでは箱根駅伝にはいつまでたっても出場できない。
会社に働きかけ、勤務時間の短縮を実現した。
合宿にも行けるようになった。
その成果でニューイヤー駅伝に出場したことで、社内の意識が変わって駅伝部の存在が認められ始めた。
ニューイヤー駅伝出場でチラシによる宣伝効果もあがり、会社に貢献している。
駅伝部の存在意義は、ニューイヤー駅伝にかかっている。
会沢陽之助監督とは
会沢陽之助監督は東海大学陸上部に所属し、卒業後コモディイイダに入社すると陸上同好会に入り市民ランナーとして走り続けていました。
人事部に配属され採用活動をする中で、箱根駅伝に出場した選手が入社してきたので、ニューイヤー駅伝に出場できたらコモディイイダをアピールできると考えます。
そして陸上部の環境を整えていく中で、見事ニューイヤー駅伝初出場を果たしたのです。
会社のためだったとはいえ、今では入社してくる選手のためになっているのでいわゆるWin-Winということですね。
会沢陽之助監督の手腕は、会社の一員としても駅伝部監督としてもすばらしいものです。
コモディイイダ ニューイヤー駅伝2022 予選会
3年連続出場をかけて、東日本地区予選に出場。23チーム出場、12位までニューイヤー駅伝に出場できる。
1区15位、いい位置で稲田翔威選手が2区につなぐ。12位と2秒差。
2区のキマニが6人抜きで9位まで上げる。
3区金子晃裕選手が順調につなぐが、4区木田貴大選手に異変が。
体が痺れて思うように動かなくなった。
急に右手が痺れて動かなくなってしまったらしい。
12位と1分22秒差。
順位を落としてしまった責任感の強いキャプテンは涙が止まらない。
しかしこのままでは終わらない!
6区黒田雄紀選手が追い上げると
7区松村陣之助選手が12位でニューイヤー駅伝出場を決めた。
限界を超える走りで、キャプテン木田選手を助けた。
もう、このあたりで涙…止まらないです。
木田キャプテンも号泣です。
木田選手に監督は「みんなで駅伝なんだからいいんだよ」
いいですね、この言葉。
そうですよね、みんなで走るから駅伝、チームの競技ですから補い合えばいいんですよね。
そして喜びが爆発します!
初出場から3年連続出場おめでとうございます。
キマニ選手に抱えあげられる松村選手と周りで歓声をあげる人たち!!
コモディイイダ ニューイヤー駅伝に!
コモディイイダという駅伝チームを紹介する番組でした。
選手たちの様子や環境を見ると応援したくなりませんか?
ニューイヤー駅伝に出場するようになって、一緒に働く人達からも応援されるようになり、社内の雰囲気も変わったそうです。
どんなチームのどんな選手にも、それぞれの物語があります。
コモディイイダの物語、とても親しみが持てました。
ニューイヤー駅伝がたのしみです。
ぜひ先頭だけでなく、スーパーで働く選手たちのコモディイイダにも注目してください。