箱根駅伝、全日本大学駅伝は?三密対策陸上競技の場合は?駅伝とトラック競技、ホクレンディスタンスチャレンジの場合

2020年、学生3大駅伝の出雲駅伝が中止になりコロナウイルス感染症対策をどのようにしていくか、大会をどう開催していくかなど、物議をかもしています。今後続いていく、全日本大学駅伝、箱根駅伝、高校駅伝、プリンセス駅伝など駅伝シーズンが怪しくなってきました。そんな中、新たにはじまる奥球磨駅伝があり注目が集まります。
トラック種目、フィールド種目、ロードレースとそれぞれ対策が違いますが、三密対策を中心に、どのようなことが行われているのか調べてみました。



三密対策 ホクレンディスタンスチャレンジの場合(トラック競技)

2020年7月4日士別大会を皮切りに北海道内全4ヶ所でホクレンディスタンスチャレンジが開催されました。
6月いっぱいまで、日本陸連は競技会開催を自粛していたので、関係者は緊張と期待の大会です。

初戦士別大会、第二戦深川大会は無観客でした。
これは大会を開催するということ自体がまず課題だったと思うので、最低限の人数でということだったのではないでしょうか。
その後、網走、千歳大会は人数限定で観客が入りました。

陸上競技再開ガイダンス▶PDF

ホクレンディスタンス2020千歳リザルト(随時更新)スタートリストとタイムテーブル
ホクレンディスタンスチャレンジ2020のタイムテーブルやスタートリスト、リザルトのご案内です。 上位だけサクッと見たい時にしか役立たない気がしますが、よろしければどうぞ!! ちょっとした感想とともに追記を加えていきます。




 

追記 大会開始その後「陸上787大会で終了後のコロナ感染報告は1人のみ」

陸上787大会で終了後のコロナ感染報告は1人のみ
日本陸連は9日、新型コロナウイルスの影響で開催を見送っていた競技会を7月1日に再開して以降、10月4日までに全国の競技場で787大会が行われ、終了後2週間以内に感染が報告されたのは1人だけだったとする調査報告書をホームページで公表した。
調査は日本陸連や各都道府県陸協、実業団や学生の統括団体など53団体を対象に行い、11月6日までに47団体から回答を得た。延べ人数で選手は57万1401人、役員や審判ら9万8035人が参加した。529大会は無観客で実施した。
日本陸連は6月末まで主要大会を中止とした。再開に先立ち、密集を避けるために競技前の招集を簡略化し、倒れ込んだ選手にはマスクやゴーグルなどを装着したスタッフが対応することなどを定めた感染防止の指針を策定していた。

ホクレンディスタンスチャレンジから始まり、駅伝も行われるようになりました。

マスク、ゴーグル、無観客など対策を講じた結果感染を広げることなくここまで来ることができ、関係者の皆様には本当に感謝です。

そしてついに日本選手権長距離では、県内など制限なく観客が入ります。

気を抜かずに私も観戦に行きたいと思います。

陸上787大会で終了後のコロナ感染報告は1人のみ - 陸上 : 日刊スポーツ
日本陸連は9日、新型コロナウイルスの影響で開催を見送っていた競技会を7月1日に再開して以降、10月4日までに全国の競技場で787大会が行われ、終了後2週間以内… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)

対策 大会に関係者として入場する際に必要なこと

・大会前1周間の体調チェックシート(検温、体調など記入)を提出
・入場前の検温、体調チェック、マスク着用(レース時以外)
・大会後、2週間体調チェックシートの記入と提出

自粛後はじめての大会で何かあっては今後の開催に関わってくるので
選手も関係者も慎重になると思います。

やれることはすべてやる、たとえそれが面倒なことでも、走る場があることのほうが優先ですよね。

関係者の皆様、そろそろ2週間が過ぎようとしていますが、体調はいかがでしょうか。

きっとこの2週間が終わるまでがホクレンなんですよね。

【追記 2020/8/3】陸連からのコメントがでました。
2週間が無事過ぎたということで、これでホクレンが終わります。
これからも対策を続け、今後の大会にそなえていきましょう!

三密対策 レースの人数は? スタートの様子は? 走った後は?

レース出場者の密対策について

・1レースは25人まで
・ナンバーカードは自分でとって自分でつける
・招集はスタート5分前
・二段階スタート(スタート地点をずらす)
・レース終了後、苦しくてもそこで立ち止まったりしてはいけない
(そのまま歩いて密にならないよう誘導される……ツライ……)
・トップの選手はそのままオンラインでコメントをする
・取材のリクエストがあった選手はZOOMで記者からインタビューを受ける

従来あった花束や商品の贈呈は、接触が増えるので省略されていました。
(商品はあったようです)

レース後に倒れ込んだり、立ち止まったりできないのはなかなかキツイと思います。
トップ選手のコメントも時間の都合か、まだ息を切らしている状態ですが
それがまた良かったりしました。

選手の個性や、そのままの今の気持ちがダイレクトに伝わって魅力あふれる時間で
感染問題がなくなっても、この形はとてもいいと思っています。



三密対策 取材陣は? 入場制限は?

取材、その他関係者がすること

・取材はZOOMでオンライン(受ける側と取材者の場所を離す)
・フィールドで撮影できるのは、陸連と限られた取材陣のみ(地元の新聞社など)
・その他のカメラマンは指定された位置のみで撮影

ホクレンは毎年、You Tubeで生放送されていて、その後も何度も見返すことができます。

今回は、河野匡日本陸連長距離・マラソンディレクターが生実況をしてくれました。

今までは無音で、それはそれでよかったのですが
このようによくわかっている人が淡々と実況をするのも味があって面白いと思います。

また、実況ゲストに川内優輝選手(ニッセイあいおい損保)、両角速監督(東海大)、横田真人氏(元オリンピック800m代表)、瀬古利彦氏などを呼ぶことができるのも河野ディレクターならではですね。

youtubeは視聴者のコメントも流れ、情報量の多いホクレン観戦となり、とても満足でした。



三密対策 観客は? 何人入れるの? 入れる人はどんな人?

網走、千歳大会では北海道在住限定で観客がはいることができました。

・網走大会200人まで、千歳大会300人まで
・北海道在住である証明
・公共交通機関を利用せずに来場する(車や徒歩など)
・主催者が定めた観戦エリアで観戦(白線が2m四方。マスの中で観戦)
・氏名、住所、連絡先など個人情報を提出すること
・入場前に体調チェック、検温すること
・新型コロナウイルス感染症陽性者との濃厚接触がないこと
・過去 14 日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要 とされている国、地域等への渡航又 は当該在住者との濃厚接触がないこと

【入場のお断り】
(1) 大会 7 日前から大会当日の期間(網走大会の場合は 7 月 8 日~15 日)に以下症状のいずれかに該 当する者は入場をお断りします。 ⚫ のどの痛みがある ⚫ 咳(せき)が出る ⚫ 痰(たん)がでたり、からんだりする ⚫ 鼻水(はなみず)、鼻づまりがある ※アレルギーを除く ⚫ 頭が痛い ⚫ 体のだるさなどがある ⚫ 37.5℃以上の発熱がある(当日検温あり) ⚫ 息苦しさがある ⚫ 味覚・嗅覚異常(味がしない/匂いがしない)
(2) 新型コロナウイルス感染症陽性とされた者との濃厚接触がある人は入場をお断りします。
(3) 過去 14 日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされてい る国、地域等への渡航 又は当該在住者との濃厚接触がある場合 は入場をお断りします。

・大会終了後14日間、検温をすること

以上のような条件で観戦が可能になりました。
北海道在住者が朝から並んだようですが、そこにもラインが引かれ、人との距離をとる対策をしていたそうです。

観戦中もマスクの着用、飲食禁止(水分補給のみ可)、声を出しての声援はできず拍手のみということでした。
それでも無観客で走るより、少しは走りを見せられるという励みになるのではないでしょうか。

他大会が今後も継続されていくよう、協力をしていかねばなりませんが観戦できるという実例がひとつできたことに感謝です。



東京選手権などフィールド競技を含んだ競技会

その他、それぞれの地方でも記録会が開催されています。

一番規模が大きいと思われる東京選手権ではどうだったのでしょうか。
フィールド競技、短距離などホクレンとは条件が違いますが工夫を重ねて開催されました。

・報道関係者にフェイスシールド配布
・タイムスケジュールの記入(選手との接触を報告)
・選手どうしの接触回避のため動線は一方通行
・運営はマスク、ゴム手袋使用
・スターティングブロックなど都度消毒
・ミックスゾーンの密回避のための誘導

その他、見えないところでも細心の注意をはらっての開催だったと思います。

出雲駅伝、中止の理由

そんな中、学生3大駅伝の一つ「出雲駅伝」が中止となりました。
台風という気象条件での中止が過去(2014年)にはありましたが、今回のようなコロナウイルス感染症という原因で中止など数ヶ月前には思いもしなかったことです。

出雲駅伝が中止になった理由の大きな原因が

「ボランティアスタッフの多くが高齢(65歳以上)であること」や

「沿道での応援の制限問題」だそうです。

主催者は新型コロナウイルス感染症が重症化しやすい 65 歳以上の競技役員には、原則として、委嘱しないことが望ましい。

陸上競技活動再開についてのガイダンス▶PDF 参照

こちらが大きく懸念されたのですね。

交通整理員など大会には約2000人のボランティアが必要とのことで
ボランティアを多数依頼するときには、団体に依頼をするそうなのですが依頼できる団体がそもそも高齢化しているということなのでしょう。
ただ、他の陸上イベントの様子を見ていると、若い層のボランティアも積極的に参加しています。今後の人の集め方の課題になったのではないかと思います。

もう一つ、10月の出雲は神在月で駅伝以外の観光客も多いので密にならないようコントロールするのは難しいかもしれません。
出雲駅伝は、出雲市の主催なので出雲市に不利益なことはできないでしょう。行く側としても気を使うことが多くなりそうです、

また、大会開催のための準備や打ち合わせなど集まる機会が増えるでしょう。ZOOMなどで打ち合わせるのと実際に打ち合わせることの違いもやはりあると思います。

何が最善なのかいまのところは答えを出しにくいため、主催者の苦渋の決断も致し方ないのでしょうか。



第一回 奥球磨駅伝開催は10月4日!

そんな中、今年初開催される駅伝大会が出雲駅伝と同時期にあります。

一回 奥球磨駅伝

令和2年10月4日(日)10:30スタート
多良木町役場(熊本県球磨郡多良木町)

奥球磨駅伝とはどんな大会でしょうか?

参加者は、日本陸上競技連盟に2020年度登録された競技者であること。高校の部7区間、大学・実業団4区間を2時間30分以内で走れるチームとする。高校の部については九州地区内の高校とする。(40チームで締め切る。)
■コース
多良木町役場から、湯前町、水上村、あさぎり町折返しコース
■距離・区間
高校の部7区間(計42.195km)
1区10.0km
2区 3.0km
3区 8.1km
4区 8.05km
5区 3.0km
6区 5.0km
7区 5.045km大学・実業団の部4区間(計42.195km)
1区 10.0km  (高校の部1区)
2区 11.1km  (高校の部2、3区)
3区 11.05km (高校の部4、5区)
4区 10.045km(高校の部6、7区)

一斉スタートとなり、高校生も大学・実業団も同時に走ります。
高校生にとってはトップクラスの走りを間近で体験できる大会となるでしょう。

どんなチームがでるのか今ははっきりしていませんが、青山学院大学の原晋監督は、2チーム出場と言っています。他には東海大、国学院大、早大なが参加をするのではと言われています。
また、九州の実業団チームが参加するとも聞いています。(どこでしょうね、たくさんありますが)
高校は九州学院をはじめ、福岡・大牟田、宮崎・小林など強豪校が参加するようです。

こちらは現在、規模を縮小しながらも開催予定は変わっていないとのことなので楽しみです。
テレビやネット中継などあるとうれしいですね。

マラソンなどロードレース全体の問題

ロードレースの問題は、沿道の応援です。

競技者、競技関係者が細心の注意をはらっていても、沿道が密になるのならば開催ができなくなる可能性があります。

(6)沿道の応援
① 地元住民含め沿道での応援の自粛要請。
② 沿道の中でも特に混雑が予想されるエリアの対策。 応援自粛・ソーシャルディスタンス確保、ポスター掲示、スタッフによる滞留禁止の呼びかけなど。
③ 沿道から声援を送らない。ハイタッチ、私設エイドの禁止。
④ 新型コロナウイルス接触確認アプリなどの積極活用。

ロードレース再開についてのガイダンス▶PDF

いずれの大会も、参加者、関係者よりも沿道の応援のほうが問題なので陸上ファンの行動が大切になります。
一人くらい、自分だけはと思う人や、深く考えず「近くを走るから見に行こう」という感覚もあるかもしれません。

地域の方たちにも、陸上ファンにもどのように周知していくのかも課題ですね。



全日本大学駅伝は愛知から三重へ。

全日本大学駅伝は、愛知県名古屋市の熱田神宮から三重県伊勢市の伊勢神宮まで、県をまたいでいきます。

今年は、まだ地区予選が終わっていないため全出場校は決定していません。
コース最初は国道を走るので沿道の人出については問題がなさそうです。
ですが、中継所前後はやはり人が増えるのではないでしょうか。
関係者以外立ち入れないとしても、密にならないようにする対策が必要です。
選手をひと目、近くで見たいという人があふれるのが心配ですね。

予選会も終わっていないため詳細がわかりませんが、なにか情報が分かり次第追記します。

箱根駅伝は東京から神奈川、神奈川から東京と県を跨ぎます。

箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)は関東学生陸上競技連盟が主催しています。
ボランティアはほぼ大学生。年齢がネックだった出雲のボランティア問題はクリアできそうです。
また、関東の大学のみの参加なので移動は最小限です。
県をまたぐといっても、関東圏なので全日本ほど出場者の移動は少なくてすみます。

箱根駅伝の一番の問題は、100万人と言われている応援に来る人の数です。
毎年同じ場所で応援するために前夜から場所を取る人がいるくらい、箱根駅伝に熱を入れている人がいるのです。
スタート、ゴール時も満員電車並みの人の数になるのは、テレビ中継でも目にすることがありますね。

どれだけ観戦者を減らすことができるのでしょうか。
テレビ中継も面白いし頑張って詳細を放送してくれているとは思いますが、生には負けてしまうのでしょうか。
来ないで下さいというお願いでは足りないのでしょうか。
その対策が一番の課題でしょう。
なんとかクリアして安全に開催できることを望みます。

箱根の予選会は、例年は陸上自衛隊立川駐屯地から市街地、昭和記念公園にゴールするコースでしたが、今年は立川駐屯地内一周3.3kmを周回するコースになるということです。
まだ正式発表はされていません。

そうなると、OBや家族など関係者は、固唾を飲んで見守る予選通過校発表は見られないのですね。
緊張感あるあの場面のは、大学関係者のみになるのは少し残念な気もしますね。
やはりテレビ放送に頑張ってもらうしか……。

テレビ放送はしやすくなると思うので、張り切って観戦したいと思います。



新年はニューイヤー駅伝から

やはり元日はニューイヤー駅伝を見なければなりません!

実業団の晴れの舞台、全国から日本一を目指して集結します。

上記の大学駅伝の問題点と同じく、選手の移動、沿道の観客問題は同じです。
今後、非常事態宣言などが開催地で出てしまうようなことがなければ、なんとか開催されるのではないかと希望を持っています。
沢山の人の知恵と協力で開催されることを祈るしかありません。

各地予選会が中止されるような事態なのでなんともはっきりしたことは言えませんが、今後も動向を見守り、なにかあれば追記していきます。

どの大会も無事開催されますように。

 




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