上尾シティハーフマラソン(第33回)は中止決定(6月2日付)

プロ、市民ランナー、小学生と幅広いランナーが出場する「上尾シティハーフマラソン」の中止が決定しました。新型コロナウイルス感染症が続いて発生しているためです。箱根駅伝へ出場を目指すランナーが多数出場する大会としても知られています。中止はどのような影響があるのでしょうか。また関係者の意見はどのようなものでしょうか。



○第33回上尾シティハーフマラソン2020 中止決定(2020年6月2日)

大会事務局(上尾シティハーフマラソン実行委員会事務局)より、ホームページ上で大会中止が発表されました。

第33回2020上尾シティハーフマラソン開催中止のお知らせ

令和2年11月15日に開催を予定しておりました「第33回2020上尾シティハーフマラソン」は、新型コロナウイルス感染症の発生が続いている状況を踏まえ、中止することを決定いたしました。
今大会に向けて練習に励んでこられたランナーをはじめ、スタッフ、地域住民の皆様など、関係するすべての皆様の健康と安全を最優先するために、苦渋の決断となりましたことをご理解いただきますようお願い申し上げます。
今後もより皆様に親しまれる魅力的な大会となるよう実行委員会として努めていく所存でございます。
新型コロナウイルス感染拡大による影響が一刻も早く収束に向いますよう実行委員会一同、心よりお祈り申し上げます。

10年連続出場をしていた川内優輝選手は・・・

プロランナーであり地元埼玉出身のプロランナー川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)選手。ツイッターではこう語っています。

「10年連続の招待選手も内定していたので残念ではありますが、改めて秋シーズンも厳しいと実感しました」「上尾は大学生と競り合うことで毎年のようにシーズンベストや近いタイムを出すくらい相性もよく、地元埼玉ということもあり、大好きな大会でした。ボストン、復興マラソン、高島平に続き、上尾も中止となってしまったことで、夏までだけでなく、秋シーズンもいよいよレースが無くなってきました」

川内選手は現在33歳ですが既に100回以上マラソンを走っていて、2時間20分以内の記録保持回数世界一のギネス記録も持っています。今年のようにレースの中止が続くと記録更新もできません。

選手のモチベーションを保つ何かがあるといいのではないかと思います。

青山学院大学 原晋監督は・・・

秋学生主戦場上尾ハーフマラソン中止! 三密でもないし出来る策はなかったのかな? 若者の夢やチャレンジの場が失われる。悲しすぎる。参加費倍増し全額寄付。医療者支援ハーフマラソンと言うネーミングで開催。走りで感動と勇気を伝え。経済支援も同時に行う。win―winの関係構築が出来る大会可能では?

具体案も出し学生の気持ちも代弁、原監督らしい意見です。マラソンは屋外なので、走る人が三密になることはありませんが、大会スタッフ、医療スタッフなどのことを考えると実施はどうなのかというところでしょうか。あとは、沿道に応援に来る人たちのことも考えなければなりません。
大会を開催するということは、全てクリアしなければならないということですね。



○上尾シティハーフマラソンとはどんな大会?過去に出場しているのは誰?

上尾シティハーフマラソンといえば、一般市民ランナーに人気のある大会です。高低差の少なく走りやすい、また都心に近い市街地のコースであり、小学生まで出られます。有名選手や将来有望な選手も出場します。

箱根駅伝を目指す大学生ランナー

過去にはたくさんの選手が出場していますが、東京オリンピック2020(延期のため2021年開催予定)に出場が決定した大迫傑選手(ナイキ・現日本記録保持者)も早稲田大学一年時に活躍しました。その時は1時間1分47秒のジュニア日本記録を出して優勝しました。

上尾シティハーフは、箱根駅伝出場を目指す大学生ランナーが多数出場することでも知られており、ファンの間で注目の大会です。

箱根駅伝予選会に挑む各校からたくさんの選手が出場します。箱根駅伝、または箱根駅伝予選会メンバー入りへの見極めにもなる重要な大会で、ここでロードレースの実力を示し逆転出場を狙う選手もいると思われます。そのため、スピードを落とさずにラストスパートをしてゴールに飛び込むので、ゴール時は20km以上走ってきたとは思えない迫力です。

また、上尾シティハーフマラソンは、国際陸上競技連盟(IAAF)、日本陸上競技連盟(JAAF)の公認大会であるため、ここで出た記録は公式記録となります。

一般市民ランナーも実力に合わせて参加できる!初心者にも参加しやすい大会

各距離において細かく参加種目が分かれているので、自分の実力を試すことができます。

■ハーフの部
1.大学生男子の部(学連登録者)※記録が公認されます
2.男子日本陸連登録者 ※記録が公認されます
3.女子日本陸連登録者 ※記録が公認されます
4.男子39歳以下
5.男子40歳代
6.男子50歳代
7.男子60歳代
8.男子70歳以上
9.女子39歳以下
10.女子40歳代
11.女子50歳代
12.女子60歳以上
■5kmの部
13.男子39歳以下
14.男子40歳代
15.男子50歳代
16.男子60歳代
17.男子70歳以上
18.女子39歳以下
19.女子40歳代
20.女子50歳代
21.女子60歳以上
22.中学男子
■3kmの部
23.小学5年男子
24.小学5年女子
25.小学6年男子
26.小学6年女子
27.中学女子

これだけ細かく分けられていると将来有望な小学生もたくさん出場するでしょう。また、5kmなどの出場者はハーフより早くゴールするので、ハーフの上位選手が高速で走る様子も見ることができます。普段トップ選手のスピードは見ることがない人にとっては貴重な機会になりますね。



上尾シティハーフマラソン中止を受けて。駅伝は可能なのだろうか?出雲駅伝、全日本学生駅伝はあるのか

一般市民ランナーが参加する大会は、年内はほぼ中止になるのではないかと見られています。マラソンは一斉にスタートする人数が多いので厳しい状況です。

駅伝競技はどうでしょうか?
全国高校生駅伝、出雲駅伝、全日本学生駅伝、年が変わってからのニューイヤー駅伝、箱根駅伝。駅伝は比較的、密になりにくい競技だと思います。強いて言えばスタートと中継所でしょうか。

日本スポーツ協会が出した「スポーツイベント再開に向けた感染拡大予防ガイドライン」を見たところ、不可能ではないと思いました。あとは沿道の応援を自粛していただくことは必須条件となります。

レースの実況はバイクからもできるので、中継車のように狭い室内で密でなく放送することは可能です。昨今はテレビやインターネットで見られるようになっているので、そちらから見た方が面白いように中継することで自宅観戦者も増えるのではないでしょうか。
わたしは元々体力が無く追いかけてみることが出来ないため自宅観戦ですが、それなりに楽しめます。(ツイッター、ラジオ、テレビを駆使)

あとは選手の状態です。思うようにトレーニングができず、万全の状態ではない。また、実力を見せる機会が無く出場できないなど懸念材料は多々ありますが、可能性を探っていくことは大切なことです。

出来ない理由より出来る理由をたくさんの識者、選手を含む皆で考えていけるようになると今後またこのような不測の事態があった時に備えることができるのではないでしょうか。走ることがこんなに難しいことになるとは思いませんでしたが、また今までのように楽しんで観戦できる日が一日も早く来ることを祈ります。

 

 

 

 




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